【ひとりで悩まないで】40代50代の抜け毛がひどいときに見直す習慣

【ひとりで悩まないで】40代50代の抜け毛がひどいときに見直す習慣 ヘアケア

「シャンプーのたびに抜け毛が気になる」「排水口の髪の量にドキッとする」と感じていませんか。40代・50代になると、抜け毛の変化に不安を覚える方が増えてきます。

こんなお悩みありませんか
  • 排水口にたまる抜け毛の量
  • 朝の枕に残っている髪
  • 分け目や頭頂部の地肌の見え方
  • このまま減り続ける不安

抜け毛が気になりだすと、人に相談しにくく、ひとりで抱えこんでしまいがちです。ただ、抜け毛には季節による一時的なものから、体調や毎日の習慣が関わるものまでいろいろあります。

読者さん
読者さん

最近、抜け毛がひどくて不安なんです。

美容師
美容師

ひとりで悩まないでくださいね。まずは原因と目安を一緒に確認していきましょう。

この記事では、美容師の視点から40代・50代の抜け毛が増える原因と、毎日の習慣で見直せること、皮膚科などに相談したい目安を紹介します。気になるところから読んでみてください。

40代50代の抜け毛が増える原因

40代50代の抜け毛が増える原因|抜け毛の理由を知ろう

抜け毛が増える背景には、年齢による体の変化と、毎日の習慣や体調が重なっていることが多くあります。原因がひとつに絞れないからこそ、思い当たることを順番に見ていくことが大切です。

ここでは、40代・50代の方によく当てはまる6つの原因を紹介しましょう。当てはまるものがあっても、必要以上に不安にならなくて大丈夫です。理由がわかるだけでも、気持ちは少し落ち着くはずです。できることから見直していけば、髪の状態は少しずつ変わっていきます。分け目の広がりが特に気になる方は、50代の分け目が目立つ悩みの記事もあわせてご覧ください。

更年期による体の変化

40代・50代の抜け毛で、まず考えられるのが更年期による体の変化です。

更年期には女性ホルモンが大きく減り、髪が成長する期間が短くなるといわれています。そのため、1本1本が細くなったり、抜ける本数が多くなったりすることがあります。体が新しいバランスに慣れるにつれて、少しずつ落ち着いてくる方も少なくありません。

気になる不調が続くときは、婦人科で相談してみるのも安心につながるでしょう。

カラーやパーマのくり返し

カラーやパーマをくり返していると、頭皮に負担がかかることがあります。

薬剤が頭皮についた状態が続くと、かゆみや赤みが出てしまう方もいます。頭皮は髪が育つ土台なので、土台に負担が重なると、抜け毛が気になりやすくなるのです。

施術の間隔や薬剤のつけ方は、美容師に相談しながら決めていきましょう。

頭皮に負担をかける洗い方

毎日のシャンプーの仕方も、抜け毛と関係することがあります。

爪を立ててゴシゴシ洗ったり、すすぎが足りずに洗い残しがあったりすると、頭皮の環境が乱れやすくなります。反対に、洗わなさすぎて皮脂や汚れがたまるのも、頭皮にとってはよくありません。

力任せではなく、指の腹でやさしく洗うことを意識してください。

ストレスや無理なダイエット

強いストレスや無理なダイエットのあとに、抜け毛が多くなることもあります。

体は生命を保つほうを優先するため、栄養が足りないと髪にまで届きにくくなるといわれています。また、大きなできごとの2〜3か月後に抜け毛として現れることもあるでしょう。

心当たりがあるときは、食事と休息を見直すことから始めてみてください。

服用している薬の影響

服用している薬の影響で、抜け毛が多くなることもあります。

薬の種類によっては、副作用として抜け毛が起こる場合があると知られています。ただし、自己判断で薬をやめてしまうのは危険です。

気になるときは、処方した医師や薬剤師に相談してください。髪のことも遠慮なく伝えて大丈夫です。

ひっつめ髪による頭皮への負担

毎日きつく結ぶ髪型も、抜け毛につながることがあります。

同じ場所を強く引っぱり続けると、牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)といって、引っぱられた部分の髪が抜けやすくなることがあります。仕事などで結ぶ必要がある方は、ゆったり結び、帰宅後は早めにほどくとよいでしょう。

結ぶ位置を毎日少しずつ変えてみるのもよいでしょう。

抜け毛がひどいか見極める目安

抜け毛がひどいか見極める目安|季節と変化をチェック

抜け毛が気になりだすと、「これは普通なのか、それとも多すぎるのか」と不安になります。実は、抜け毛には増えやすい季節があり、時期によって見方が変わります。毎日の本数を数えるより、時期と変化のしかたを見るほうが役に立つのです。

ここでは、サロンでお客様にお伝えしている見極めの目安を紹介しましょう。ただし、これはあくまで目安です。不安が続くときは、早めに皮膚科などで相談してください。頭皮のかゆみやフケも気になる方は、頭皮のかゆみと乾燥の記事もあわせて読んでみましょう。

抜け毛の見極めカレンダーの図解:9月から11月は抜け毛が増えやすい時期、それ以外の時期に急に増えたら注意

9月から11月の抜け毛シーズン

例年どおりであれば、9月から11月は抜け毛が増えやすい時期です。

夏の紫外線や汗の影響が出やすく、季節の変わり目で髪が生え変わるためといわれています。この時期の抜け毛は、季節的なものであればしばらくすると落ち着いていくことが多くあります。

秋の抜け毛は、まず様子を見ながら、いつものケアを続けてみましょう。いつまで続くかや注意したい抜け毛の見分け方は、秋の抜け毛の記事でくわしく紹介しています。

シーズン以外に増えた抜け毛

注意したいのは、抜け毛シーズン以外の時期に急に多くなったときです。

春や夏なのに抜け毛が明らかに多いと感じる場合は、体調や生活の変化が隠れていることもあります。2〜3か月前を振り返って、体調をくずしたり、環境が大きく変わったりしていないか思い出してみてください。

様子を見ても落ち着かないときは、自己判断せず医療機関に相談しましょう。

産後や年単位で続く抜け毛

産後の抜け毛や、年単位で続く抜け毛にも注意が必要です。

産後はホルモンの変化で一時的に抜け毛が多くなりますが、なかなか落ち着かない場合は相談の目安になります。何年も続いていると感じるときも、ヘアケアだけで様子を見るのは心配でしょう。

迷ったときは、皮膚科や女性の髪を診てくれる医療機関を頼ってください。

髪の長さで変わる抜け毛の感じ方

抜け毛の量は、髪の長さによっても感じ方が変わります。

髪が長い方は1本が目に入りやすく、同じ本数でも量が多く感じられることがあります。排水口や床に落ちた髪を見て、実際より多くなったように思うこともあるでしょう。

気になるときは、本数よりも「地肌の見え方が変わってきたか」を目安にしてみてください。

抜け毛が気になるときの自宅ケア

抜け毛が気になるときの自宅ケア|頭皮をいたわる習慣を

抜け毛が気になるときこそ、毎日のケアを土台から見直すことが大切です。特別なことをするより、頭皮をいたわる習慣を続けるほうが力になります。土台が整えば、髪の扱いやすさも変わってくるでしょう。

ここでは、シャンプーの仕方、頭皮マッサージ、食事と睡眠、ストレスとのつき合い方を紹介します。どれも今日から始められることばかりです。無理のない範囲で取り入れてみてください。髪のパサつきも重なっている方は、40代の髪のパサつき対策の記事が参考になるはずです。

頭皮をいたわるシャンプーの仕方

シャンプーは、髪ではなく頭皮を洗うつもりでやさしく行いましょう。

まずは38℃前後のぬるま湯で1〜2分しっかり予洗いし、シャンプーは手のひらで泡立ててからつけます。指の腹で頭皮をなでるように洗い、すすぎは洗う時間より長めを意識すると安心です。熱すぎるお湯は乾燥につながるので気をつけましょう。

頭皮をいたわるシャンプー3ステップの図解:ぬるま湯で1〜2分予洗い、泡立てて指の腹でやさしく洗う、洗う時間より長めにすすぐ

洗ったあとは自然乾燥にせず、早めに乾かしてください。

頭皮をやさしくほぐすマッサージ

お風呂上がりや髪を乾かす前に、頭皮をやさしくほぐしてみましょう。

指の腹を頭皮に当て、頭皮ごと動かすようにゆっくり回すのがコツです。爪を立てたり強くこすったりすると、かえって負担になります。1日数分でも、続けることで気持ちもほぐれていくでしょう。

育毛剤を使っている方は、つけたあとになじませるように行うとよいでしょう。ズボラでも続けられるやり方は、40代50代の頭皮マッサージの記事でくわしく紹介しています。

毎日の食事と睡眠の見直し

髪は体の一部なので、食事と睡眠の影響も受けます。

髪の材料になるたんぱく質を毎食とり、極端な食事制限は避けることが大切です。睡眠が足りない日が続くと、体の回復も追いつかなくなります。

完璧を目指さず、できる日を増やしていくくらいの気持ちで続けてみてください。

ストレスをためこまない工夫

ストレスをまったくなくすのは、正直に言って難しいことです。

それでも、ためこまずに少しずつ逃がす工夫はできます。湯船につかる、軽く体を動かす、誰かに話すなど、自分に合う方法を見つけてみましょう。髪のことを考えすぎてしまうのも、かえって負担になりがちです。

気になる気持ちを美容師に話してもらうだけでも、少し軽くなることがあります。

美容室でできる抜け毛の悩み対策

美容室でできる抜け毛の悩み対策|美容室も頼ってOK

自宅のケアとあわせて、美容室でできることを取り入れるのもおすすめです。頭皮は自分では見えにくいため、プロの目で確認してもらう意味は大きいでしょう。自分では気づけない変化に、早めに気づけることもあります。

美容室では、頭皮のお手入れや施術の仕方を、その方の状態に合わせて変えられます。ここでは、抜け毛が気になるときに相談できる3つのことを紹介しましょう。遠慮せずに「抜け毛が気になっている」と伝えてみてください。白髪染めの間隔や染め方に迷っている方は、白髪染めとファッションカラーの記事もあわせて読んでみましょう。

頭皮をすっきり整えるヘッドスパ

抜け毛が気になる方には、ヘッドスパもおすすめです。

ヘッドスパでは、毛穴の汚れをやさしく落とし、頭皮をすっきり清潔な状態に整えられます。マッサージでほぐれるため、気持ちの面でもリラックスできるでしょう。

施術のときに頭皮の状態を見てもらえるのも、安心できる点です。

頭皮に薬剤をつけないカラー

カラーをするときは、頭皮に薬剤をつけない塗り方をお願いしてみてください。

根元を少しあけて塗る方法や、頭皮につきにくい薬剤を選ぶ方法があります。頭皮への刺激を減らすことは、抜け毛が気になる時期ほど大切になります。

「抜け毛が気になるので頭皮につけないでほしい」と伝えてもらえれば、塗り方を変えられるでしょう。

パーマなど引っ張る施術のお休み

抜け毛が気になる時期は、パーマなど髪を引っ張る施術を少しお休みするのもひとつの方法です。

ロッドで髪を巻く施術では、どうしても根元が引っ張られます。頭皮や髪の状態が落ち着くまで、しばらく間をあけるという選択もあります。

どのくらい休むとよいかは、髪の状態を見ながら一緒に決めていきましょう。

抜け毛が深刻なときのウィッグ

抜け毛が深刻なときのウィッグ|不安な日を支える選択

抜け毛が深刻で外出がつらいと感じるときは、ウィッグという選択肢もあります。髪の悩みで気持ちが沈んでしまうより、見た目の不安をやわらげる方法として考えてみてください。

ただし、ウィッグは選び方や使い方によって、髪や頭皮に負担がかかることもあります。ここでは、美容師としてお伝えしているポイントを3つ紹介しましょう。自分の状態に合うかどうかを考えながら読んでみてください。

部分ウィッグよりフルウィッグをすすめる理由

抜け毛が深刻で緊急性が高い場合は、部分ウィッグよりフルウィッグをおすすめしています。

部分ウィッグは自分の髪に留めて使うため、その部分の髪に負担がかかり続けることがあります。フルウィッグなら、自分の髪を引っ張らずに全体をカバーできるでしょう。

どちらが合うかは、抜け毛の状態や生活に合わせて考えてみてください。

留め具による牽引性脱毛症への注意

部分ウィッグを使うときは、留め具の位置に気をつけてください。

同じ場所に留め具を付け続けると、その毛が頻繁に引っ張られて牽引性脱毛症につながることがあります。毎日同じ位置に付けるのは避けたほうが安心でしょう。

使う時間を短くしたり、休む日をつくったりする工夫も取り入れてみましょう。

清潔に保ちにくい場合の注意点

ウィッグは、清潔に保てるかどうかも大切なポイントです。

汗や皮脂がついたまま使い続けると、頭皮の環境が乱れてしまうことがあります。お手入れの時間が取りにくい方には、無理にはおすすめしていません。

購入する前に、お手入れの方法と手間を確認しておくと安心です。

抜け毛の悩みのよくある質問

抜け毛の悩みのよくある質問|気になる疑問にお答え

ここでは、抜け毛についてサロンでお客様からよくいただく質問にお答えします。相談先の選び方や育毛剤、帽子、髪型など、迷いやすいポイントをまとめました。同じ質問をいただくことが多い内容です。

抜け毛の原因や状態は、人によって大きく違います。だからこそ、自分に当てはめすぎず、参考として読んでみてください。迷ったときは自己判断せず、医療機関や担当の美容師を頼ってください。気になる質問から読んでみましょう。更年期の髪の変化をまとめて知りたい方は、更年期と髪の変化の記事もあわせてご覧ください。

【Q1】皮膚科と婦人科の選び方

相談先に迷ったときは、症状によって選ぶとわかりやすくなります。

頭皮に赤みやかゆみがあるとき、円形に抜けているときは、皮膚科で相談するのが安心です。一方で、ほてりや月経の乱れなど更年期の不調もあるときは、婦人科という選択肢もあります。

どちらか迷うときは、まず皮膚科で相談し、必要に応じて紹介してもらう方法もあるでしょう。

抜け毛の相談先の選び方の図解:頭皮の赤み・かゆみ・円形の脱毛は皮膚科、更年期の不調もあるときは婦人科、お手入れや髪の見せ方は美容師

【Q2】育毛剤を選ぶときのポイント

育毛剤は、有効成分が書かれている医薬部外品を目安に選ぶとよいでしょう。

商品によって有効成分が違うため、合う・合わないは人によって変わります。ただし、使い始めてすぐに判断はできません。発毛剤の説明書でも「効果がわかるまで少なくとも4か月は毎日使う」とされており、育毛剤も3〜6か月ほど続けてから見直すのが目安です。

数か月続けても変化を感じないときに、別の商品を試してみてください。使っていて刺激や違和感があるときは、すぐに使用をやめましょう。育毛剤の選び方と使い方は、育毛剤の選び方と使い方の記事でくわしく紹介しています。

【Q3】帽子と抜け毛の関係

帽子をかぶること自体が悪いわけではありませんが、影響がゼロとはいえません。

長時間かぶり続けると、むれによって頭皮の環境が乱れたり、血行が滞ったりすることがあります。一方で紫外線から頭皮を守る役割もあるため、外にいる時間に合わせて使い分けるとよいでしょう。

室内では脱いで、頭皮を休ませる時間をつくってみてください。

【Q4】白髪染めを続けたいときの工夫

抜け毛が気になっていても、白髪染めをやめたくない方は多くいます。

その場合は、染める間隔を長めにあけ、次に染めるまでに頭皮の状態を整えることを意識してみてください。髪の表面に色をつけるヘアマニキュアに変える方法もあります。

どの方法が合うかは、頭皮の状態を見ながら美容師と決めていきましょう。

【Q5】抜け毛が気になる時期の髪型

一時的な抜け毛であれば、特におすすめする髪型はありません。

ただ、本当に悩んでいる場合は、ショートヘアにすると毛根への負担を減らしやすくなります。根元が立ち上がりやすく、分け目も目立ちにくくなるでしょう。

今の髪の長さや扱いやすさも含めて、一緒に考えていきましょう。

抜け毛の悩みと見直し習慣まとめ

抜け毛の悩みと見直し習慣まとめ|今ある髪を大切に

40代・50代の抜け毛には、更年期や生活習慣、薬の影響などさまざまな背景があります。季節による一時的なものかどうかを見極めながら、できることから見直していくことが大切です。

この記事のポイント
  • 9月から11月は抜け毛が増えやすい時期
  • シーズン以外の急な変化は要注意
  • 頭皮をいたわる洗い方とマッサージ
  • 頭皮に薬剤をつけないカラー
  • 深刻なときはフルウィッグという選択

抜け毛の悩みは、人に話しにくいものです。それでも、ひとりで抱えこむより、頼れる人に相談したほうが心も軽くなります。

気になる症状があるときは医療機関へ、髪の見せ方やお手入れのことは美容師へ、遠慮なく相談してみませんか。ひとりで悩まず、今ある髪を大切にしていきましょう。

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