「髪の表面にチリチリした毛が出てくる」「頭のてっぺんからアホ毛がピンと立つ」と悩んでいませんか。年齢を重ねるにつれて、こうした髪の変化を感じる方は少なくありません。
- 髪の表面に出てくるチリチリ毛
- 頭頂部からピンと立つアホ毛(浮き毛)
- まとめてもすぐに広がる髪
- 雨の日に増すボサボサ感
チリチリ毛(チリ毛)やアホ毛(浮き毛)があると、どんなに整えても疲れた印象に見えがちです。実は、年齢による変化だけでなく、毎日のお手入れの仕方も関係しています。

ブローしてもすぐにチリチリが出てきて、どうしたらいいかわかりません。

原因に合わせてお手入れを見直せば、まとまりやすい髪に近づけますよ。一緒に確認していきましょう。
この記事では、美容師の視点からチリチリ毛とアホ毛が出る原因と、自宅や美容室でできる対策をわかりやすく紹介します。自分に合うお手入れを見つけるヒントにしてください。
チリチリ毛とアホ毛が出る原因

チリチリ毛やアホ毛が出てくるのには、いくつかの原因があります。年齢による髪や頭皮の変化に、ダメージや毎日のお手入れの影響が重なっていることがほとんどです。
原因がひとつとは限らないため、自分に当てはまるものを知ることが対策の第一歩になります。ここでは、サロンでもよく見られる5つの原因を紹介しましょう。原因がわかれば、選ぶべきお手入れも見えてくるはずです。読みながら、自分の髪の状態と照らし合わせてみてください。

年齢による髪質の変化
年齢を重ねると、髪そのものの質が少しずつ変わっていきます。
髪が細くなったり、水分を保つ力が弱まったりすると、髪は乾燥しやすくなるのです。乾燥した髪は静電気も起きやすく、表面の毛がふわっと浮いてアホ毛のように見えることがあります。若い頃にはなかったチリチリ感が出てくるのも、こうした変化のひとつでしょう。
年齢による変化だからこそ、髪質の変化に合わせたお手入れを意識することが大切です。
頭皮の弾力低下によるねじれやすい髪
頭皮の変化も、チリチリ毛が増える原因のひとつと考えられています。
年齢とともに頭皮の弾力が落ちて頭皮が下がると、毛根の向きがずれ、生えてくる髪もねじれやすくなるといわれています。そのため、以前はまっすぐだった髪に、うねりやチリチリが出てくるのです。
根元から生えてくる髪の変化なので、毛先のケアだけでなく、髪全体の扱い方を見直してみましょう。
カラーやヘアアイロンによるダメージ
カラーやヘアアイロンによるダメージも、チリチリ毛を目立たせる原因になります。
薬剤や熱のダメージが積み重なると、髪の表面を守るキューティクルが傷み、手触りがざらついてきます。特に同じ場所に何度も熱を当てていると、髪がかえってチリついてしまうこともあるでしょう。
ダメージをためないために、カラーやアイロンの使い方を見直すことが大切です。
切れ毛と生えかけの短い毛
髪の表面から飛び出すアホ毛の正体は、切れ毛や生えかけの短い毛であることが多くあります。
傷んだ髪が途中で切れると、短い毛が周りの髪から浮いて見えやすくなります。また、新しく生えてきた短い毛は長い髪にまとまりにくく、ピンと立ってアホ毛のように目立ちやすいのです。
短い毛そのものは成長過程のものなので、無理に取り除こうとしないことが大切です。
髪が元気だった頃と同じ自己流ケア
意外と見落としがちなのが、髪が元気だった頃と同じお手入れを続けていることかもしれません。
年齢によって髪質は変わっているのに、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤が昔のままという方は少なくありません。今の髪に合っていないアイテムを使い続けると、乾燥や広がりが強くなることもあります。
商品選びに迷ったら、自己判断せず美容師に相談してみてください。
自宅でできるチリ毛・アホ毛対策

チリチリ毛やアホ毛は、毎日のお手入れを少し見直すだけでも目立ちにくくなることがあります。特別なことをするよりも、髪に負担をかけない習慣を続けることが大切です。
ここでは、乾かし方や枕カバー、洗い流さないトリートメント、ブラッシングの4つのポイントを紹介します。どれも今日から取り入れやすいものばかりです。高価な道具をそろえる必要もありません。できそうなものから、ひとつずつ試してみてください。
乾かしすぎないていねいな乾かし方
ドライヤーは、髪を乾かしすぎないように意識しましょう。
熱風を当て続けて髪の水分まで飛ばしてしまうと、乾燥してチリチリ毛やアホ毛が出やすくなります。根元から乾かし、毛先は最後にさっと仕上げるくらいがちょうどよいでしょう。また、髪をぐちゃぐちゃにかき回しながら乾かすと、毛流れが乱れて広がりやすくなるので注意が必要です。
上から下へ毛流れに沿って上から風を当て、手で髪をなでるように整えながら乾かしてください。
摩擦を減らす枕カバー選び
寝ている間の摩擦を減らすために、枕カバーの素材にも注目してみましょう。
タオルのようなパイル地の枕カバーは、寝返りのたびに髪が引っかかり、摩擦でダメージを受けやすくなります。おすすめは、目の細かい綿100%の平織りの枕カバーです。表面がなめらかなので、髪がこすれにくくなるでしょう。
シルク素材の枕カバーもおすすめです。ただし、お客様からは「すべって枕から落ちてしまい寝にくかった」という声も聞くので、自分に合うかどうか確かめてから選んでください。毎日使うものだからこそ、枕カバーを変えるだけでも髪への負担を減らせます。
自分に合う洗い流さないトリートメント
髪を乾かす前には、自分に合った洗い流さないトリートメントを使いましょう。
洗い流さないトリートメントには、ドライヤーの熱や摩擦から髪を守り、髪をまとまりやすくする役割があります。ただし、髪質や仕上がりの好みによって合うものは人それぞれです。昔から使っているアイテムにこだわらず、髪質の変化に合わせて選ぶことが大切になります。
つける量は少なめから始めて、仕上がりを見ながら調整してみてください。
もつれを無理に取らないブラッシング
髪がもつれているときは、手ぐしで無理にほどこうとしないでください。
指で引っぱるようにもつれを取ると、髪に負担がかかり、切れ毛の原因になります。切れた短い毛は、アホ毛として目立ちやすくなってしまうでしょう。ブラッシングには、動物の毛100%のブラシや、もつれをほどく専用のブラシを使うのがおすすめです。
毛先から少しずつ、やさしくとかしていきましょう。
美容室でのチリ毛・アホ毛対策

自宅でのお手入れを続けてもチリチリ毛が気になる場合は、美容室での対策を取り入れる方法もあります。美容室では、髪の状態を見極めたうえで、一人ひとりに合った方法を提案できます。
ただし、施術には髪へのダメージのリスクもあるため、無理にすすめるものではありません。ライフスタイルや髪の状態に合わせて、どの方法を選ぶかを一緒に考えていきましょう。ここでは、美容室で相談できる4つの対策を紹介します。
髪の体力に合わせた縮毛矯正
チリチリ毛やうねりが強く気になる方には、縮毛矯正という選択肢があります。
縮毛矯正は、薬剤と熱を使って髪をまっすぐに整える施術です。年齢を重ねた髪はダメージを受けやすいため、髪の体力に合わせて薬剤やかけ方を調整することが欠かせません。
自分の髪にかけても大丈夫かどうかは、カウンセリングで美容師と相談して決めてください。
気になる部分だけの部分縮毛矯正
髪全体ではなく、気になる部分だけにかける部分縮毛矯正もあります。
たとえば、表面や顔まわり、分け目など、チリチリ毛やアホ毛が目立ちやすい部分だけをまっすぐに整える方法です。全体にかけるより髪への負担を抑えやすいのも特長でしょう。
どこにかけるとよいかは、カウンセリングで一緒に決めていきましょう。
美容室専売品のヘアケアアイテム
毎日のお手入れに使うアイテムを、美容室専売品に変えてみるのもひとつの方法です。
美容室では、美容師が今の髪の状態や髪質を見て、合いそうなシャンプーやトリートメントを紹介できます。自己判断で選ぶよりも、自分にぴったりのアイテムに出会いやすいでしょう。
購入するかどうかは別として、まずは気軽に相談してみてください。
髪への負担を考えたカラー選び
チリチリ毛が気になる方は、カラーの選び方にも気を配りましょう。
ブリーチやハイライトなど、デザイン性の高いカラーは髪への負担が大きくなりがちです。髪がチリつきやすい状態でくり返すと、ダメージが重なってチリチリ毛が目立ちやすくなることがあります。
そのため、髪の状態によってはデザイン性の高いカラーはおすすめしていません。髪への負担が少ない方法を、美容師と一緒に選んでいきましょう。
チリ毛とアホ毛のよくある質問

ここでは、チリチリ毛とアホ毛について、サロンでお客様からよくいただく質問にお答えします。アホ毛を切ってもよいかや、雨の日の広がり、縮毛矯正の間隔など、気になるポイントをまとめました。
髪の状態やライフスタイルは、人によってさまざまです。同じ悩みでも、合う方法は一人ひとり違います。当てはまりそうなものがあれば、毎日のお手入れに生かしてください。気になる質問から読み進めてみましょう。
【Q1】アホ毛を切る・抜くのがよくない理由
アホ毛が気になっても、切ったり抜いたりするのはおすすめできません。
切ってしまうと、伸びてきたときに短い毛がピンと立ち、かえって目立ちやすくなります。抜くことがくせになると、同じ場所を何度も抜くことになり、毛根にも負担がかかってしまうのです。
気になるアホ毛は、スタイリング剤でなじませるなど、切らず抜かずにおさえる方法を選びましょう。
【Q2】チリチリになった髪の扱い方
今あるチリチリになった部分がどうしても気になる場合は、いくつかの方法があります。
たとえば、ブローやヘアアイロンの熱で整える方法や、縮毛矯正でまっすぐにする方法です。ただし、どちらもダメージのリスクがあり、ライフスタイルによっては続けるのが難しい場合もあるでしょう。サロンでも、こういう方法があることを提案したうえで、どうするかはお客様に選んでいただいています。
【Q3】雨の日に広がりやすい理由
雨の日に髪が広がりやすいのは、湿気によって髪の水分バランスが乱れるためです。
湿気の多い日は、髪がまわりの水分を吸って形が崩れやすくなります。無理にまっすぐ整えようとするよりも、天気に合わせて上手に乗り切ることを考えてみましょう。
- 長い髪はまとめ髪で乗り切る工夫
- 短い髪はスタイリング剤の見直し
雨の日用のスタイルを決めておくと、朝の準備も楽になります。
【Q4】ヘアアイロンで伸ばすときの注意点
チリチリ毛をヘアアイロンで伸ばすときは、同じ部分に何度もアイロンを通さないようにしてください。
熱を当てるたびにダメージが蓄積し、かえって髪がチリついてしまうからです。アイロンは髪が完全に乾いた状態で使い、毎日のようにアイロンが欠かせない方は、思い切って縮毛矯正を検討するのもひとつの方法です。
アイロンに頼りすぎないスタイルづくりも、あわせて考えてみましょう。
【Q5】縮毛矯正をかける間隔の目安
縮毛矯正をかける間隔は、半年に一度くらいのペースが目安です。
ただし、チリチリ具合によっては、一年に一度で十分な場合もあります。髪の伸びる早さやクセの強さによって、合う周期は一人ひとり違うのです。
自分に合うペースは、髪の状態を見ながら美容師と相談して決めてください。
チリチリ毛とアホ毛の対策まとめ

チリチリ毛やアホ毛は、年齢による髪や頭皮の変化に、ダメージや自己流のお手入れが重なって目立ちやすくなります。原因を知り、今の髪に合ったお手入れに見直すことが大切です。
- 乾かしすぎないていねいなドライヤー
- 綿100%の平織りの枕カバー
- 自分に合う洗い流さないトリートメント
- 無理にもつれを取らないブラッシング
- 髪の体力に合わせた縮毛矯正
昔と同じお手入れのままでは、年齢とともに変わった髪に合わないこともあります。自分に合うお手入れがわからないときこそ、プロの目で髪を見てもらうのが近道です。
「チリチリ毛やアホ毛をどうにかしたい」と感じたら、まずは美容師に相談してみませんか。自分に合ったお手入れで、まとまりのある髪を楽しんでいきましょう。

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