「家に帰ってから、思っていた長さと違うことに気づいた」「お直しをお願いしたいけれど、言い出しにくい」と悩んでいませんか。せっかく切ってもらったのに、と遠慮してしまう方は少なくありません。
- 帰宅後に気づいたイメージとの違い
- 言い出しにくいお直しのお願い
- 料金がかかるのかという不安
- 連絡する方法やタイミングの迷い
現役美容師の私がお直しの連絡をいただいたときに思うのは、「申し訳ありません」と同時に、「連絡してくださって、ありがとうございます」という気持ちです。

お直しをお願いしたら、失礼だと思われないでしょうか。

そんなことはありませんよ。むしろ、教えてもらえるほうがうれしいんです。
この記事では、美容師の本音として、お直しできること・難しいこと、期間と料金の目安、伝えるタイミング、言いにくいときの伝え方を紹介します。
- 気になったら仕上げの確認のときに伝える
- 帰ってから気づいたらその日のうちに連絡する
- やりたいこと・やってほしくないことを伝える
お直しを頼まれた美容師の本音

お直しをお願いするとき、「美容師さんは嫌な気持ちになるのでは」と心配する方もいるでしょう。でも、美容師はお直しの連絡を迷惑だとは思っていません。
ここでは、お直しを頼まれたときに私が感じていることを、正直にお話しします。言い出しにくいと感じている方の気持ちが、少しでも軽くなればうれしいです。
申し訳ない気持ち
お直しの連絡をいただいたとき、まず感じるのは「申し訳ありません」という気持ちです。
一回の施術で満足していただけなかったことを、美容師としてとても申し訳なく思います。
だからこそ、きちんと直させていただきたいのです。
連絡をくれてありがとう
同時に、「連絡してくださって、ありがとうございます」という気持ちもわいてきます。
言いにくいことを伝えてくださったおかげで、もう一度、満足していただけるチャンスをもらえたからです。
連絡をくださること自体が、美容師にとってはありがたいことです。
言ってもらえないほうがつらい
反対に、美容師がつらいのは、言ってもらえないことかもしれません。
気づかないまま、次から来てもらえなくなることもあります。最近は、失敗されたとSNSに投稿されていることもあり、正直なんとも言えない気持ちになります。
遠慮して言えなかったのかもしれないと思うと、なおさら胸が痛むのです。
お直しできること・難しいこと

お直しは、どんなことでもできるわけではありません。直しやすいことと、直しにくいことがあるのです。
ここでは、サロンでの経験から、お直しできることと難しいことを紹介します。図解とあわせて確かめてみてください。難しい場合でも、まずは相談してみることが大切です。

長い・重い・明るい部分は直しやすい
長い部分を短くする、重い部分を軽くする、明るい部分を暗くする、といったお直しはできます。
どれも、今の状態から足したり減らしたりして整えられるものです。
気になる部分があれば、遠慮なく伝えてください。
縮毛矯正のクセ戻り
縮毛矯正をしたのに、クセが戻ってきた場合もお直しの対象になります。
一部だけクセが残っている、すぐにうねってきたと感じたら、相談してみましょう。
どのあたりが気になるかを伝えてもらえると、確認しやすくなります。
切りすぎや暗く染まった髪は難しい
一方で、切りすぎた髪を長くすることはできません。
暗く染まった髪を明るくすることも、程度によっては難しい場合があります。パーマのかかり具合を細かく調整するのも、簡単ではないお直しです。
それでも、できる範囲で整える方法を一緒に考えます。
お直しの期間と料金

お直しをお願いするとき、気になるのが期間と料金ではないでしょうか。期間や料金の決まりは、お店によって違います。
ここでは、一般的な目安を紹介します。くわしくは、通っている美容室に確認してみてください。予約のときに聞いておくと、いざというときに慌てずに済みます。
期間の目安は1週間
お直しを受けつける期間は、お店によってさまざまです。
平均的には、施術から1週間くらいが目安だと思います。
気になることがあれば、期間内に早めに連絡しましょう。
基本は無料
お直しは、基本的に無料です。
お直しは、カウンセリングでお互いにすり合わせたデザインと、仕上がりが違う場合に行うものだからです。
料金を気にして、連絡をためらう必要はありません。
スタイルを変えるときは料金も
ただし、カウンセリングのときとスタイルが変わる場合は、料金がかかる可能性があります。
たとえば、「やっぱりこっちのスタイルにしてください」と変更する場合です。これはお直しではなく、新しい施術になります。
やむを得ない事情がある場合は、お店に相談してみてください。
お直しを伝えるタイミング

お直しは、気づいたタイミングで早めに伝えるのがいちばんです。
ここでは、気づいた場面ごとに、伝えるタイミングの目安を紹介します。図解とあわせて、いざというときの参考にしてください。

仕上げや確認のとき
明らかにおかしいと思ったら、仕上げのときや、スタイルの確認をされたときに伝えてください。
その場で言ってもらえれば、すぐに直せることがほとんどです。
鏡で後ろを見せてもらうときも、気になるところを伝えるチャンスです。
帰ってから気づいたらその日のうちに
帰ってから気づいたときは、営業時間内であれば、その日のうちに連絡しましょう。
時間がたつほど、施術のときの状態がわかりにくくなることもあるからです。
お店の営業時間を確かめてから連絡してみてください。
洗ってから気づいたらその日か翌日
髪を洗ってから「おかしいな」と思うこともあるでしょう。
その場合は、その日か翌日に連絡するのがおすすめです。
自分で乾かしてみて初めてわかることも、遠慮なく伝えてください。
言いにくいときの伝え方

わかってはいても、いざとなると言い出しにくいものです。でも、カウンセリングと違うと感じたら、遠慮なく伝えて大丈夫です。
ここでは、言いにくいと感じている方に知っておいてほしいことを紹介します。少しでも気持ちが楽になればうれしいです。
その場で言うとお互いによい
カットなどは、その場ですぐ直せる場合がほとんどでしょう。
後日もう一度来ていただくより、その場で言っていただくほうが、お互いにとって楽です。
カラーも気になるようであれば、伝えてかまいません。
次の予約を気にしなくていい
「次のお客様が待っているから」と、言えずに帰ってしまう方もいるかもしれません。
でも、カウンセリングと違う場合は、次の予約を気にせず伝えてください。
納得して帰っていただくことが、美容師にとっていちばん大切です。
お店の連絡方法に合わせる
帰ってから連絡するときは、お店の連絡方法に合わせましょう。
店舗の電話がある場合は、電話で伝えるのがスムーズです。そのほかは、予約サイトやLINEなど、お店が案内している方法で連絡してください。
どこが気になるかを、具体的に伝えてもらえると助かります。
お直しをしたお客様の例

ここでは、実際にお直しをしたお客様の例を紹介しましょう。言いにくい気持ちを乗り越えて連絡してくださった例です。
同じように迷っている方の、背中を押すきっかけになればと思います。
久しぶりのショートカット
これは、久しぶりにショートカットにしたお客様のお話です。
お持ちになったスタイルとほぼ同じくらいに切ったのですが、想像していたより長かったようで、後日切り直しのご連絡をいただきました。
ご連絡いただいたのは、お直しの期間中でした。ところが、ご案内できる日がなく、カットから1か月近くたってからのご来店になってしまったのです。お客様は「有料でかまいません」とおっしゃってくださいましたが、こちらの都合によるものでした。
一日過ごしてイメージと違った
おそらく、久しぶりのショートカットだったので、一日過ごしてみて長さがイメージと違ったのだと思います。
ご来店されたお客様は「すみません」と恐縮されていました。でも私は、一回で満足していただけなかったことが申し訳なかったのです。
連絡しにくいことなのにご連絡をくださったことに、こちらこそ恐縮しました。
形はそのままで長さと量を直した
お直しは、もちろん無料です。
スタイルそのものは変えず、形はそのままで少し短くし、余分な量を取りました。
美容師とお客様との関係性もありますが、遠慮なくご連絡いただけるとうれしいです。
美容院のお直しのよくある質問

ここでは、美容院のお直しについてよく聞かれる疑問をまとめました。気になるものから読んでみてください。
お直しの決まりは、お店によって違います。迷ったときは、通っている美容室に確認するのが確実です。
【Q1】お直しを頼んだら気まずくならないか
感じ方は美容師によって違うかもしれません。
私自身は、申し訳ない反面、「来てくれてありがとう!」と思うので、気まずさを気にしたことはありません。
次に行きにくくなるのでは、と心配しなくて大丈夫です。
【Q2】担当以外の美容師に直してもらってもいいか
もちろん、かまいません。
担当してもらった人に直してほしい場合は担当に、ほかの人にお願いしたい場合は「別の方にお願いしたいです」のように伝えていいと思います。
どちらでも、遠慮なく希望を伝えてください。
【Q3】1週間を過ぎてから気づいたときは
お直しの期間を過ぎてからのお直しは、難しい可能性が高いです。
お店にはそれぞれ決まりがあり、状態によっては、新しい施術として料金が発生する場合もあります。
気になることがあれば、期間を過ぎる前に連絡するよう心がけてみてください。
【Q4】お直しを防ぐために伝えておくことは
カウンセリングでは、自分のやりたいこと・やってほしくないことを、きちんと伝えてください。
とくに「これだけはやめてほしい」ということは、美容師にとっても大切な情報です。
なりたい髪型の伝え方は、50代の髪型とボリュームの記事でも紹介しています。自分で染めている方は、市販の白髪染めを美容室に伝えるときの記事も参考にしてください。
【Q5】ほかの美容室で直してもらうのはどうか
ほかの美容室で直してもらうことに、何も問題はありません。
ただし、通常料金、状態によっては通常より高くなる場合があります。
料金が気になる方は、まず施術を受けた美容室に連絡してみるのもひとつの方法です。
美容院のお直しのまとめ

美容院のお直しは、遠慮せずに伝えて大丈夫です。美容師は、連絡をもらえることをありがたく感じています。
- お直しの連絡は美容師にとってもありがたい
- 長い・重い・明るい部分は直しやすい
- 期間の目安は1週間・基本は無料
- 気づいたらその場か、その日のうちに
- やりたいこと・やってほしくないことを伝える
言いにくい気持ちは、美容師もよくわかっているつもりです。でも、伝えてもらえれば、もう一度満足していただけるように整えられます。
「ちょっと違うかも」と思ったら、まずは美容室に連絡してみませんか。満足できる髪に向けて、一緒に整えていきましょう。


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