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「頭皮がムズムズして、つい手がいってしまう」「肩に白い粉のようなフケが落ちていてドキッとした」という経験はありませんか。季節の変わり目や空気が乾く時期になると、頭皮のかゆみや乾燥に悩む方が増えてきます。
- ムズムズと続く頭皮のかゆみ
- 肩に落ちる白く細かいフケ
- シャンプー後につっぱる頭皮
- カラーのときにしみる地肌
頭皮のかゆみは、人に相談しにくい悩みのひとつでしょう。実は、原因は乾燥だけでなく、毎日の洗い方や使っている商品、体調など、いくつも考えられるのです。

頭皮がかゆくて、シャンプーを変えたほうがいいのか迷っています。

商品を変える前に、まずは洗い方から見直してみましょう。順番に確認していけば大丈夫ですよ。
この記事では、美容師の視点から頭皮のかゆみと乾燥の原因、最初に取り組みたい洗い方、商品の選び方、部屋の乾燥対策までを紹介します。読み終えるころには、今日から何を変えればよいかが見えてくるはずです。
頭皮のかゆみと乾燥の原因

頭皮のかゆみや乾燥は、ひとつの原因だけで起こるとは限りません。季節や空気の変化に、洗い方や体調が重なって症状が出ていることも多いのです。
原因によって手を入れるポイントも変わるため、まずは心当たりを探すことが大切になります。ここでは、サロンでお客様の頭皮を見ていてよく感じる原因を、4つに分けて紹介しましょう。自分に当てはまるものがないか、確かめながら読んでみてください。

季節の変わり目と空気の乾燥
頭皮のかゆみが出やすいタイミングのひとつが、季節の変わり目です。
気温や湿度が大きく変わる時期は、肌の調子がゆらぎやすくなります。さらに、秋から冬にかけては空気が乾き、暖房やエアコンで部屋の湿度も下がりがちです。空気の乾燥は、肌だけでなく頭皮のうるおいも奪いやすいといわれています。
毎年同じ時期にかゆくなる方は、季節の影響を受けているのかもしれません。
洗いすぎと合わないシャンプー
意外と多いのが、洗いすぎによるかゆみです。
頭皮を清潔に保とうとして、1日に何度も洗ったり、ゴシゴシこすったりしていませんか。洗いすぎると頭皮を守る皮脂まで落ちてしまい、かえって乾燥しやすくなります。また、使っているシャンプーやトリートメントが、今の頭皮に合っていないケースも少なくありません。
良かれと思って続けている習慣が、かゆみにつながっていることもあるのです。洗いすぎが気になって湯シャンを考えている方は、50代の湯シャンの記事を参考にしてください。
アレルギーや薬による影響
かゆみの原因が、体の反応にあることも考えられます。
何かに対してアレルギーのような反応が起きて、頭皮がかゆくなる場合があります。また、飲んでいる薬の影響で皮膚に発疹やかゆみが出る「薬疹(やくしん)」というものもあるのです。薬が原因かもと思っても、自己判断で薬をやめるのは避けてください。
気になるときは、処方した医師や薬剤師に相談するのが安心でしょう。
ストレスや疲れと体質
体の内側の状態も、頭皮のかゆみに関係しています。
ストレスがたまっているときや疲れが抜けないときに、頭皮がかゆくなると感じる方もいます。もともとの体質で、肌が乾燥しやすかったり、刺激に敏感だったりする方もいるでしょう。体調のゆらぎは、頭皮にもあらわれやすいものです。
忙しい時期ほど、しっかり休む時間をつくることを意識してみてください。
まず見直したい頭皮の洗い方

頭皮のかゆみや乾燥が気になったら、商品を変える前に、まずは洗い方を見直すことをおすすめします。どんなに良いシャンプーを使っていても、洗い方が合っていなければ頭皮に負担がかかってしまうからです。
ここでは、毎日のシャンプーで意識したい4つのポイントを紹介します。どれも特別な道具がなくても、今夜から始められるものばかりです。頭皮マッサージのやり方は、40代50代の抜け毛の記事でも紹介しています。

ぬるま湯でのていねいな予洗い
シャンプーをつける前に、ぬるま湯で髪と頭皮をしっかり流しましょう。
お湯の温度は38℃前後が目安です。熱いお湯は気持ちよく感じますが、頭皮のうるおいまで流してしまいます。1〜2分ほどていねいに予洗いすると、汚れの多くが落ちるといわれています。
予洗いをしっかりすると泡立ちもよくなり、少ないシャンプーでも洗いやすくなるでしょう。
指の腹でやさしく洗うコツ
シャンプーは、髪ではなく頭皮を洗う意識で行います。
爪を立ててゴシゴシこすると、頭皮に細かい傷がつき、かゆみが強くなる原因になりかねません。シャンプーは手のひらで軽く泡立ててから頭皮にのせ、指の腹でもみほぐすようにやさしく洗うのがコツです。
- 手のひらでの軽い泡立て
- 指の腹でのもみ洗い
- 生え際や耳の後ろの洗い残し確認
力を入れすぎず、頭皮全体をまんべんなく洗うことを意識してみてください。
すすぎ残しを防ぐ流し方
洗うことと同じくらい大切なのが、すすぎです。
シャンプーやトリートメントが頭皮に残っていると、かゆみやフケの原因になることがあります。特に、生え際や耳の後ろ、えり足はすすぎ残しが多い場所です。洗う時間よりも長くすすぐくらいの気持ちで流すと安心でしょう。
トリートメントは毛先を中心につけ、頭皮にはなるべくつけないようにしてください。
洗うなら夜がおすすめな理由
シャンプーをするなら、夜に洗うのがおすすめです。
日中についた汗や皮脂、ほこり、スタイリング剤は、その日のうちに落としておきたいものです。朝に洗うと、時間がなくて乾かしきれないまま出かけてしまうこともあるでしょう。夜に洗って、寝る前に根元までしっかり乾かすことを習慣にしてみてください。
濡れたまま寝ると頭皮が湿った状態が続くため、ドライヤーは面倒でも欠かさないようにしましょう。
使っているヘアケア商品の見直し

シャンプーの仕方を整えても頭皮のかゆみが続く場合は、使っているヘアケア商品にも目を向けてみましょう。頭皮の状態は年齢や季節によって変わるため、以前は合っていた商品が今は合わなくなっていることもあります。
ここでは、シャンプーとトリートメントの考え方、乾燥が気になるときの頭皮用ローション、プロへの相談の仕方を紹介します。自己判断で次々に商品を変えるより、順番に確かめていくほうが近道です。髪のパサつきも気になる方は、40代の髪のパサつき対策の記事もあわせてご覧ください。
シャンプーとトリートメントの相性
シャンプーやトリートメントは、今の頭皮や髪の状態に合っているかどうかが大切です。
同じ商品でも、使う人の髪質や頭皮の状態によって感じ方は大きく違います。口コミで評判が良い商品が、自分にも合うとは限りません。洗ったあとにかゆみやつっぱりを感じるなら、商品が合っていないサインかもしれません。
いつから使っている商品か、かゆみが出始めた時期と重なっていないかも振り返ってみてください。
乾燥が原因なら頭皮用ローション
頭皮の乾燥が原因のかゆみには、頭皮用のローションを取り入れるのもおすすめです。
顔の肌をお手入れするのと同じように、頭皮にもうるおいを補う方法があります。ただし、ローションを足す前に、洗い方と今の商品を確かめることが先です。基本のお手入れが合っていないまま保湿を足しても、根本的な解決にはつながりにくいでしょう。
毎日のシャンプーを整えたうえで、まだ乾燥が気になるときに取り入れてみてください。
美容師に相談する商品選び
自分に合う商品がわからないときは、美容師に聞いてみるのがいちばんの近道です。
美容師は、実際に頭皮や髪の状態を見たうえで、合いそうな商品を紹介できます。購入しなくても大丈夫なので、頭皮に合いそうな商品を教えてもらうだけでも、商品選びのヒントになるでしょう。
決まった美容室がない方も、カットやカラーのついでに気軽に声をかけてみてください。
部屋の乾燥から頭皮を守る工夫

頭皮の乾燥対策では、毎日過ごす部屋の空気にも目を向けてみましょう。空気が乾燥すると、肌と同じように頭皮もうるおいを失いやすいといわれています。
特に秋から冬にかけては、外の空気が乾くうえに暖房を使う時間も長くなります。ここでは、部屋の湿度の考え方と加湿器の取り入れ方、寝ている間の乾燥対策を紹介しましょう。毎日のお手入れとあわせて気にかけておくと、頭皮のコンディションを保ちやすくなります。
乾燥しやすい季節と部屋の湿度
冬の部屋は、思っている以上に乾燥しているかもしれません。
暖房をつけると室温が上がる一方で、湿度はぐっと下がりやすくなります。湿度計を置いてみると、思っていたより部屋が乾いていて驚く方もいるでしょう。まずは部屋の湿度を知ることが、乾燥対策の第一歩です。
エアコンを使う夏も部屋は乾きやすいので、一年を通して気にかけておくと安心です。
加湿器で整える部屋のうるおい
部屋の湿度を保つなら、加湿器を使うのが手軽でしょう。
私も自宅で加湿器を使っています。加湿器は毎日使うものなので、部屋の広さや置き場所に合ったものを選ぶと、無理なく使い続けやすいでしょう。お手入れのしやすさや、インテリアになじむデザインかどうかも選ぶポイントになります。
デザイン性の高い加湿器を扱うブランドのひとつにcado(カドー)があります。気になる方は、公式サイトで製品の特長を確かめてみてください。
寝ている間の乾燥対策
一日のうちで長い時間を過ごす寝室の乾燥にも気をつけたいところです。
寝ている間は、暖房をつけたままにしたり、エアコンの風が当たったりして、気づかないうちに乾燥が進むことがあります。寝室に加湿器を置いたり、エアコンの風が直接頭に当たらない位置で寝たりする工夫をしてみましょう。髪と頭皮を根元までしっかり乾かしてから寝ることも大切です。
眠っている時間を味方につけて、頭皮をいたわる習慣にしていきましょう。
頭皮がかゆいときのヘアカラー

頭皮のかゆみや乾燥があるときのヘアカラーは、慎重に考えたいところです。かゆみや乾燥で頭皮が敏感になり、バリア機能が落ちていると考えられるからです。
とはいえ、白髪が気になってカラーを続けたい方も多いでしょう。ここでは、美容室でお願いできる工夫と、カラーをお休みする考え方を紹介します。カラー選びそのものに迷っている方は、白髪染めとファッションカラーの記事もあわせて読んでみてください。
頭皮の保護剤を使ってもらう
美容室によっては、カラーの前に頭皮を守る保護剤を使えるところがあります。
保護剤は、カラー剤が直接頭皮に触れる刺激をやわらげるためのものです。取り扱いがあるかどうかは美容室によって違うため、予約のときやカウンセリングで、頭皮のかゆみがあることを伝えておくと安心でしょう。白髪染めでしみるときの対処は、白髪染めで頭皮がしみる・かゆいときの記事もあわせてご覧ください。
頭皮の状態を先に知ってもらうことで、担当者もその日の施術を考えやすくなります。
頭皮につけない薬剤の塗り方
カラー剤を頭皮につけないように塗ってもらう方法もあります。
頭皮につかないように塗ってほしいと伝えれば、塗り方を工夫してもらえるでしょう。仕上がりの見え方が変わることもあるため、どこまで染めたいかを担当の美容師と話し合って決めるのがおすすめです。
遠慮せずに、気になっていることをそのまま伝えてみてください。
調子が戻るまでカラーはお休み
かゆみや乾燥が強いときは、頭皮の調子がよくなるまでカラーを控えることをおすすめします。
保護剤や塗り方の工夫があっても、敏感になった頭皮には負担がかかる可能性があるからです。焦らず、頭皮の状態を整えることを優先しましょう。頭皮を休ませる期間も、これからのカラーを楽しむための大切な時間です。
調子が戻ったら、再開のタイミングを美容室で決めていくと安心でしょう。
頭皮のかゆみのよくある質問

ここでは、頭皮のかゆみや乾燥について、気になりやすい疑問をまとめてお答えします。毎日のお手入れで迷ったときや、美容室に行く前の予備知識として役立ててください。
頭皮の状態は人によって違うため、ここでの答えがすべての方に当てはまるとは限りません。迷ったときは自己判断で進めず、美容師や医療機関に聞いてみると安心です。気になる質問から読み進めてみてください。シャンプーの手順を最初から確かめたい方は、シャンプーの基本の洗い方の記事もあわせてご覧ください。
【Q1】シャンプーは一日おきでもいいか
乾燥によるフケがあまりに多い場合は、まず一日おきにしてみるのもひとつの方法です。
ただし、その前に基本の洗い方ができているかを確かめてみてください。洗い方を整えることで、毎日洗っても頭皮が落ち着く場合もあります。
洗う日は夜に洗い、しっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
【Q2】かゆいときに頭皮をかいてもいいか
かゆくても、なるべく頭皮をかかないようにしましょう。
爪でかくと頭皮に傷がつき、かゆみがさらに強くなったり、傷からトラブルが広がったりすることがあります。どうしてもかゆいときは、指の腹で軽く押さえるくらいにとどめておくと安心です。
かかずにはいられないほどかゆみが強いときは、早めに医療機関に相談してください。
【Q3】ストレスや疲れによるかゆみ
ストレスや疲れがたまっているときに、頭皮がかゆくなると感じる方もいます。
ストレスを完全になくすのは難しいものです。それでも、睡眠や休息の時間をしっかりとるだけで、体も気持ちも少し楽になるでしょう。
自分なりのリラックス方法を見つけて、上手につき合っていくことが大切です。
【Q4】部屋の湿度の目安
部屋の湿度は、一般的に40〜60%程度が目安といわれています。
湿度が低すぎると乾燥しやすくなる一方で、高すぎると結露やカビの原因になることがあります。湿度計を置いて、数字を見ながら調整すると安心です。
加湿器を使うときは、部屋の広さに合ったものを選び、こまめにお手入れしてください。
【Q5】医療機関を受診する目安
頭皮がじゅくじゅくしている、かさぶたができている、異常なほどのかゆみやフケがあるといった場合は、まずは医療機関で診断を受けてください。
こうした症状は、洗い方や商品を変えるだけでは落ち着かないことがあります。自己判断でケアを続けず、専門の医師に診てもらうことが大切です。
原因がわかれば、自宅でのケアや美容室でのカラーも安心して続けやすくなるでしょう。
頭皮のかゆみと乾燥の対策まとめ

頭皮のかゆみや乾燥は、季節や空気の変化、洗い方や商品、体調などが重なって起こります。まずは毎日の洗い方を整えることが、いちばんの近道です。
- 季節や体調など重なりやすいかゆみの原因
- ぬるま湯の予洗いと指の腹でのやさしい洗い方
- 洗い方の次に見直すヘアケア商品
- 加湿で整える部屋の湿度
- 調子が戻るまでのカラーのお休み
- 症状が強いときの医療機関の受診
今夜のシャンプーから、予洗いやすすぎの時間を少し長くしてみてください。部屋の湿度をチェックするのも、手軽に始められる対策です。
「自分に合う商品がわからない」「かゆみがなかなか落ち着かない」という方は、ひとりで悩まず美容師に相談してみませんか。頭皮の状態を一緒に確かめながら、今のあなたに合うケアを見つけていきましょう。


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