「白髪染めをした日は、シャンプーしないほうがいいの?」「24時間あけてと聞いたけれど、頭皮のにおいが気になる」と迷っていませんか。染めたあとの洗い方は、意外と知られていないものです。
- 染めた当日に洗っていいかの迷い
- 染めた日は洗わないほうがいいのかという疑問
- すぐに落ちてしまう髪の色
- 染めたあとの頭皮のかゆみやにおい
私のサロンでは、白髪染めをした当日に洗っていただいて構わないとお伝えしています。

染めた日は洗っちゃいけないと思って、ずっとがまんしていました。

当日に洗っても大丈夫ですよ。ただ、洗い方には少しだけ気をつけてくださいね。
この記事では、現役美容師の視点から、染めた日は洗わないほうがよいと言われる理由、当日に洗うときの注意点、色落ちを少しでも防ぐコツ、自分で染めたあとの注意点を紹介します。
- 38℃くらいのお湯でやさしく洗う
- 洗ったらすぐに乾かす
- 普段どおり基本の洗い方を続ける
「24時間あけて」と言われる理由

白髪染めのあとは、丸一日シャンプーを控えるように言われることも少なくありません。でも私は、待たなくても大丈夫だと考えています。
ここで紹介するのは、そう言われる理由と、私が待たなくてよいと考える理由です。美容室によって考え方が違うこともあるので、迷ったときは担当の美容師に確認してみてください。
空気にふれて色を定着させるという考え
当日は洗わないほうがよいと言われる理由として、よく聞くのが空気酸化の話です。
染めたあと、空気にふれることで、定着しきれなかった染料を定着させるためといわれています。
そのため、当日は洗わないようにと伝える美容室もあります。
実際は髪の中で反応が終わっている
ただ、白髪染めの色は、髪の中で反応が起きて色が出るものです。
施術が終わった時点で、髪の中での反応は完結しているはずだと私は考えています。
そのため、時間をあけて待つ必要はないというのが私の考えです。
当日に洗っても大丈夫
私のサロンでは、当日に洗っていただいて構わないとお伝えしています。
染めたあとの頭皮のにおいや、汗のべたつきが気になる方も、がまんせずに洗って大丈夫です。
ただし、洗い方にはいくつか気をつけてほしいことがあるので、次で紹介しましょう。
当日に洗うときの注意点

当日に洗っても大丈夫とはいえ、洗い方しだいで色持ちは変わってきます。
ここでは、染めた当日に洗うときに気をつけてほしいことを紹介します。図解とあわせて、次に染めた日の参考にしてください。

色味によって色持ちが違う
白髪染めの色味によっては、もともと染料自体が薄いものがあります。
そういった色は、当日に洗うかどうかに関係なく、色持ちが悪い場合があるのです。
私のサロンでは、そうした注意点も施術のときにお伝えしています。
38℃くらいのお湯で
洗うときのお湯は、38℃くらいがおすすめです。
熱いお湯で洗うと、色が落ちやすくなります。
シャワーの温度を、いつもより少し低めにしてみてください。
ゴシゴシこすらない
洗うときは、ゴシゴシこすらないようにしましょう。
髪どうしを強くこすると、摩擦で色が落ちやすくなることがあります。
泡で包むように、やさしく洗ってください。
色落ちを少しでも防ぐコツ

色落ちを完全に防ぐことはできません。でも、毎日の洗い方で、色持ちを少しでもよくすることはできます。
ここでは、サロンでお伝えしている色持ちのコツを紹介します。特別なことではなく、いつものお手入れを見直すだけです。

今の髪に合うシャンプーを選ぶ
色持ちのためには、今の髪に合うシャンプーを選ぶことも大切です。
どんなシャンプーが合うかは、髪の状態によって違います。自分で判断するより、美容師に相談するのがおすすめです。
シャンプーの選び方は、40代50代のシャンプーの選び方の記事も参考にしてください。
普段どおり基本の洗い方で
染めたあとも、洗う回数を変える必要はありません。
普段どおり、基本の洗い方で洗ってください。予洗い、適量のシャンプー、たっぷりのすすぎが基本です。
洗い方の手順は、シャンプーの基本の洗い方の記事で紹介しています。
洗ったらすぐ乾かす
洗ったあとは、すぐに乾かしましょう。
濡れたまま放置すると、色落ちの原因になることがあります。
根元からしっかり乾かすのがポイントです。
自分で染めたあとのシャンプー

市販の白髪染めで自分で染めたあとは、美容室で染めたときとは少し事情が違います。きしみや染まりムラが出やすいのです。
ここでは、自分で染めたあとに起こりやすいことを紹介します。自分で染めている方は、あわせて知っておいてください。
きしみが出やすい
自分で染めたあとは、髪がきしみやすくなります。
美容室では、薬剤を流す前に、お湯となじませて薬剤を浮かせる「乳化(にゅうか)」という工程をていねいに行います。自分で染めると、この乳化が足りなくなりやすいのです。
そのため、流したあとにきしみを感じることがあります。
自宅では中和できない
そもそも、美容室の薬剤と市販の白髪染めでは、薬剤の特徴が違います。
美容室では、施術のあとに薬剤の働きを落ち着かせる中和などの処理をしますが、自宅ではそこまでできません。
市販の白髪染めは、髪を明るくするための成分が、美容室の薬剤より髪に残りやすいともいわれています。残った成分は、しばらくのあいだ髪に負担をかけ、きしみの原因にもなるのです。
染まりムラが出ることも
自分で染めると、染まりムラが出ることもあります。
塗りにくい場所や、塗る量のばらつきで、色の入り方に差が出やすいのです。
自分で染めるときのコツは、市販の白髪染めの記事でまとめています。
白髪染めのあとのシャンプーの疑問

ここでは、白髪染めのあとのシャンプーについてよく聞かれる疑問をまとめました。気になるものから読んでみてください。
髪の状態や使った薬剤によって、答えが変わる場合もあります。迷ったときは、担当の美容師に相談すると安心です。
【Q1】染めた日はお湯で濡らすのもだめか
お湯で濡らすこと自体は、だめではありません。
ただ、染めたあとの髪には、髪の中に入りきらなかった色が、外側に少し残っています。濡れただけでも、この色がお湯に流れ出ることがあるのです。
タオルや枕に色がつかないよう、濡れたらすぐに乾かしましょう。
【Q2】2〜3日洗わないほうが長持ちするか
洗わなければ、色は少し長持ちするかもしれません。
でも、それよりも頭皮と髪のコンディションが悪くなるので、おすすめしません。
色持ちのために洗わないより、ていねいに洗うことを大切にしてください。
【Q3】カラー用のシャンプーなら色落ちしないか
カラー用のシャンプーは、洗浄力がマイルドなものが多いです。
そのため、色持ちはよくなるかもしれません。ただし、色落ちしないわけではないので、洗い方も気をつけましょう。
自分に合うかどうかは、美容師に相談してみてください。
【Q4】当日の運動や温泉・サウナは大丈夫か
染めた当日に、汗をかく運動や温泉・サウナに行くのはおすすめしません。
汗や湯気で髪が濡れると、髪の外側に残っている色が流れ出ることがあるからです。
予定がある日は、染める日をずらすのもひとつの方法です。
【Q5】かゆい・においが気になるときは
染めたあとに頭皮のかゆみやにおいが気になるときは、洗っていただいて構いません。
がまんするより、やさしく洗い流したほうがすっきりするはずです。
かゆみが強いときや続くときは、白髪染めで頭皮がしみる・かゆいときの記事も参考にしてください。
白髪染めのあとのシャンプーのまとめ

白髪染めのあとは、時間をあけなくても、当日に洗って大丈夫です。大切なのは、いつ洗うかよりも、どう洗うかです。
- 髪の中での反応は施術後に完結している
- 当日は38℃くらいのお湯でやさしく洗う
- 洗ったらすぐに乾かす
- 洗わないより普段どおり基本の洗い方で
- 自分で染めたあとはきしみやムラが出やすい
色持ちを気にして洗うのをがまんするより、頭皮と髪のコンディションを整えるほうが、次のカラーもきれいに仕上がります。
「自分の色味は色持ちがよいのか知りたい」という方は、次に染めるときに担当の美容師に聞いてみませんか。今の髪に合ったお手入れを、一緒に考えていきましょう。

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