ヘアマニキュアと白髪染めの違い5つ|黒髪が明るくならない理由も美容師が解説

ヘアマニキュアと白髪染めの違い5つ|黒髪が明るくならない理由も美容師が解説 ヘアカラー

「頭皮にやさしいと聞いてヘアマニキュアが気になるけれど、白髪染めと何が違うの?」「ヘアマニキュアで黒髪も明るくなる?」と迷っていませんか。美容室でも、よく聞かれる質問です。

こんなお悩みありませんか
  • わかりにくいヘアマニキュアと白髪染めの違い
  • 黒髪も明るくなるのかという疑問
  • 頭皮への負担を減らしたい気持ち
  • 自分に合う色の選び方

実は、ヘアマニキュアと白髪染めは、色のつき方がまったく違います。ヘアマニキュアでは、黒い髪を明るくすることはできません。

読者さん
読者さん

ヘアマニキュアなら、頭皮にやさしく明るく染められると思っていました。

美容師
美容師

頭皮にはやさしいのですが、黒い髪は明るくならないんです。そのかわり、白髪の見え方を変えるのは得意なんですよ。

この記事では、現役美容師の視点から、ヘアマニキュアと白髪染めの違い5つ、黒髪が明るくならない理由、向いている人、50代の色選び、染めたあとのお手入れを紹介します。

今日からできる3つのこと
  • 明るくしたいか、白髪の見え方を変えたいかを決める
  • 根元の数ミリが気になるかを考える
  • ヘアマニキュアを扱う美容室を調べる

ヘアマニキュアと白髪染めの違い

ヘアマニキュアと白髪染めの違い|表面に塗るか内側で染めるか

ヘアマニキュアと白髪染めは、どちらも白髪に色をつけられます。でも、色のつき方も、仕上がりの見え方も違うものです。

ここでは、美容室でお客様にお伝えしている5つの違いを紹介します。どちらがよい・悪いではなく、自分の希望に合うのはどちらかを考えながら読んでみてください。図解でも違いを確かめられます。

色のつき方の違い(ヘアマニキュアは髪の表面を色でコーティング・白髪染めは髪の内側で色を出す)

色のつき方の違い

1つ目は、色のつき方です。

ヘアマニキュアは、爪に塗るマニキュアのように、髪の表面を色でコーティングします。白髪染めは、髪の内側で色を出して染めるものです。

この違いが、ほかの4つの違いにもつながっていきます。

黒髪を明るくできるか

2つ目は、黒い髪を明るくできるかどうかです。

白髪染めには、多少なりとも髪を明るくする薬剤が入っています。一方、ヘアマニキュアは表面に色をのせるだけなので、黒い髪を明るくすることはできません。

明るくしたい方は、白髪染めを選ぶことになります。

伸びてきたときの境目

3つ目は、髪が伸びてきたときの見え方です。

ヘアマニキュアは、新しく生えてきた髪との境目があいまいになります。白髪染めは、はっきり線が入ったように見えやすいのが特徴です。

色持ちそのものは、そこまで変わらないかもしれません。

根元に残る数ミリ

4つ目は、根元の仕上がりです。

ヘアマニキュアは、皮膚や爪につくと簡単には落ちません。そのため地肌につかないように塗るので、頭皮から数ミリは、染まらない白髪が出てきます。

白髪染めは、頭皮のきわからしっかり染められます。

頭皮と髪への負担

5つ目は、頭皮と髪への負担です。

白髪染めは、薬剤が頭皮についた状態で20〜30分ほど置く必要があります。施術後のケアをしっかりしないと、頭皮や髪が傷みやすいのです。

明るく染めるほど、髪を明るくする力も強くなると考えてよいでしょう。

黒髪が明るくならない理由

黒髪が明るくならない理由|黒髪は黒いまま

「ヘアマニキュアで黒髪も明るくしたい」という声はよく聞きます。でも、ヘアマニキュアは黒い髪の明るさを変えられないのです。

ここでは、その理由と、だからこそできる白髪の見せ方を紹介します。美容室で白髪ぼかしを提案するときにも、いつもお話ししている内容です。

表面に色をのせるだけ

ヘアマニキュアは、髪の表面に色をのせて染めます。

髪を明るくする力はないので、もともとの髪の明るさはそのままです。

明るい色を選んでも、黒い髪の上に明るい色を重ねる形になります。

黒髪は黒いまま見える

黒い髪にも、実は色はのっています。

ただ、黒のほうが強いので、染まっているように見えないのです。暗い色のヘアマニキュアでも、黒い髪は黒いまま見えます。

「染まらなかった」と感じる方がいるのは、このためです。

白髪にだけ色が見える

一方で、白髪にはヘアマニキュアの色がはっきりあらわれます。

黒い髪は黒いまま、白髪にだけ色がつくので、白髪と黒髪の明るさの差を小さくして、白髪を目立ちにくくできるのです。

白髪ぼかしのほかの方法は、50代の白髪ぼかしの記事で紹介しています。

ヘアマニキュアが向いている人

ヘアマニキュアが向いている人|頭皮にやさしく染めたい

ヘアマニキュアは、すべての方に向いているわけではありません。向いている人には、うれしい点が多い染め方です。

ここでは、サロンでヘアマニキュアをおすすめしている方を紹介します。図解とあわせて、自分が当てはまるか確かめてみてください。

向いている人(ヘアマニキュアは頭皮にやさしく暗めでもOKな人・白髪染めはしっかり隠したい人や明るくしたい人)

頭皮や肌に不安がある

1つ目は、頭皮や肌に不安がある方です。

ヘアマニキュアは頭皮につけずに塗れるので、なるべく頭皮に負担をかけずに染めたい方に向いています。

白髪染めでしみたことがある方は、白髪染めで頭皮がしみる・かゆいときの記事もあわせてご覧ください。

ツヤやハリコシがほしい

2つ目は、ツヤやハリコシがほしい方です。

髪の表面に色をのせるので、ツヤが出たと感じる方が多いです。

年齢とともにパサつきが気になってきた方にもおすすめしています。

根元の数ミリや暗めが気にならない

3つ目は、根元の数ミリや、暗めの仕上がりが気にならない方です。

根元の数ミリが染まらないことや、黒い髪が明るくならないことを、納得したうえで選べる方に向いています。

染めてかゆみなどが起きず、色水が出やすいことを理解してお手入れできる方なら、安心して続けられるでしょう。

白髪染めが向いている人

白髪染めが向いている人|白髪をしっかり隠したい

反対に、白髪染めのほうが向いている方もいます。希望によっては、ヘアマニキュアでは満足しにくいからです。

ここでは、ヘアマニキュアをおすすめしない方を紹介します。どちらにするか迷っている方は、比べながら読んでみてください。

白髪をしっかり隠したい

1つ目は、白髪をしっかり隠したい方です。

「白髪を1本も見せたくない」という方は、頭皮のきわからしっかり染められる白髪染めがおすすめです。

根元の数ミリが気になる方も、白髪染めのほうが満足しやすいでしょう。

明るくしたい

2つ目は、髪を明るくしたい方です。

ヘアマニキュアでは黒い髪を明るくできないので、明るい髪色にしたいなら白髪染めを選ぶことになります。

白髪染めとファッションカラーの選び方は、白髪染めとファッションカラーの記事で紹介しています。

いろいろな髪色を楽しみたい

3つ目は、いろいろな髪色を楽しみたい方です。

黒い髪が多いうちは、ヘアマニキュアの色の変化は見えにくいものです。髪色の変化を楽しみたいなら、白髪染めのほうが向いています。

白髪が増えてきたときの楽しみ方は、このあとの質問で紹介します。

50代のヘアマニキュアの色選び

50代のヘアマニキュアの色選び|なりたい見え方で色を選ぶ

ヘアマニキュアの色は、白髪をどう見せたいかで選ぶのがおすすめです。

ここでは、美容室で色を提案するときの考え方を紹介します。白髪の比率によっても提案は変わるので、迷ったら担当の美容師に相談してみてください。

ハイライトのようにしたいなら明るめ

白髪をハイライトのように見せたい方は、明るめの色がおすすめです。

白髪に明るい色がのることで、白髪が明るい筋のように見えて、軽やかな印象になります。

白髪の多い方なら、ほんのり色を楽しめるでしょう。

地毛に近づけるなら暗め

地毛に近い色にしたい方は、暗めの色を選びましょう。

暗めの色でも、黒い髪は黒いまま見えます。白髪だけに色がついて、全体が落ち着いて見えるのです。

どのくらいの暗さがよいかは、白髪の量によって変わります。

扱っている美容室を調べる

ヘアマニキュアを扱っていない美容室もあります。

ヘアマニキュアで染めたい方は、予約の前に、メニューにあるかどうかを確かめておくと安心です。

わからないときは、電話や予約サイトで問い合わせてみてください。

染めたあとの色水とお手入れ

染めたあとの色水とお手入れ|最初のうちは色水に注意

ヘアマニキュアで染めたあとに、いちばん気をつけてほしいのが「色水」です。濡れると色移りしやすいのが、ヘアマニキュアの特徴です。

ここでは、染めたあとに気をつけたいことを紹介します。最初のうちだけ少し意識すれば、それほど難しいことではありません。

染めて間もないうちは色水が出やすい

染めて間もないうちは、とくに色水が出やすくなります。

シャンプーやすすぎのときに色のついたお湯が流れても、慌てなくて大丈夫です。

髪が濡れているあいだは、色がほかのものに移りやすいと覚えておきましょう。

バスタオルや枕に注意

バスタオルや枕には、色が移ることがあります。

しっかり乾かしてから寝ることも、枕に色を移さないための大切なポイントです。

気になる方は、色が目立ちにくいタオルや枕カバーを使うのもよいでしょう。

白い服を着る日は気をつける

白いお洋服を着る日も注意が必要です。

とくに染めて間もない時期は、えりや肩に色が移ることがあるのです。

雨に濡れたときや汗をかいたときも、気にかけておきましょう。

ヘアマニキュアにしたお客様の例

ヘアマニキュアにしたお客様の例|伸びても気になりにくい

ここでは、ヘアマニキュアで染めているお客様の声を紹介します。実際に続けている方の感想は、選ぶときの参考になるはずです。

感じ方には個人差があります。ただ、ヘアマニキュアならではのよさを感じている方が多いので、気になっている方は読んでみてください。

伸びても線が入らない

多くの方が口にするのが、伸びてきたときの見え方です。

白髪染めのように線が入った見え方にならないので、髪が伸びてきても気になりにくいとおっしゃいます。

次に染めるまでの気持ちが、ずいぶん楽になるようです。

淡い色で色水が気にならない

白髪がとても多いお客様で、ヘアマニキュアの色を淡くしている方がいます。

その方は、色水がほとんど出ないので気にならないとおっしゃっています。

色の濃さによって、色水の出方も変わってくるのです。

黄色くならずツヤが出た

以前は白髪染めで明るく染めていたお客様からは、こんな声も聞いています。

白髪染めのときは、色が抜けてくると黄色っぽくなるのが気になっていたそうです。ヘアマニキュアにしてからは、色持ちがよく、ツヤも出て気にならなくなったとおっしゃっていました。

気になっていた悩みが、染め方を変えることで軽くなった例です。

ヘアマニキュアのよくある質問

ヘアマニキュアのよくある質問|気になる疑問にお答え

ここでは、ヘアマニキュアについてよく聞かれる疑問をまとめました。気になるものから読んでみてください。

髪や頭皮の状態、白髪の量によって、答えが変わる場合もあります。迷ったときは、担当の美容師に相談すると安心です。

【Q1】市販のヘアマニキュアは使っていいか

市販のヘアマニキュアは、色持ちがかなり悪いとお客様から聞きます。

急なイベントの前など、一時しのぎにはよいかもしれません。ただ、ふだんから使い続けるなら、市販の白髪染めと同じように扱いに注意が必要です。

自分で染めるときの注意点は、市販の白髪染めの記事も参考にしてください。

【Q2】何週間おきに染めればいいか

染める周期は、人それぞれです。

ヘアマニキュアは色が薄くなるにつれて、白髪との境目があいまいになります。そのため、気にならない方は2か月に1回でも平気な方もいれば、毎月染める方もいらっしゃいます。

白髪染めの間隔の考え方は、白髪染めの頻度の記事も参考にしてください。

【Q3】白髪が多くても色を楽しめるか

白髪が多い方ほど、ヘアマニキュアの色を楽しみやすいでしょう。

白髪が90%くらいになれば、ヘアマニキュアでもいろいろな髪色を楽しめます。

どんな色が似合うか、美容師と相談しながら選んでみてください。

【Q4】根元の数ミリが気になるときは

根元の数ミリの白髪が気になるときは、洗えば落とせる白髪隠しでしのぐ方法もあります。

ファンデーションタイプやマスカラタイプなら、気になるところにだけ、その日のうちに落とせる色をのせられるのが便利です。

白髪隠しの選び方は、50代の白髪隠しの記事も参考にしてください。

【Q5】白髪染めから切り替えるときは

白髪染めとヘアマニキュアで、まったく同じ色・見え方になるものはほとんどありません。

近い色で染めることになるので、色の違いや色の落ち方の違いに、違和感を感じる方もいます。完全に切り替わるには、白髪染めをした部分を切り落とす必要があります。

定期的なカットやスタイルチェンジで少しずつ切っていくので、髪の長さによってはかなり時間がかかる場合もあるでしょう。

ヘアマニキュアと白髪染めのまとめ

ヘアマニキュアと白髪染めのまとめ|自分に合う染め方を

ヘアマニキュアと白髪染めは、色のつき方から違います。明るくしたいか、白髪の見え方を変えたいかで選ぶのがおすすめです。

この記事のポイント
  • 表面に塗るマニキュアと内側で染める白髪染め
  • マニキュアでは黒い髪を明るくできない
  • 伸びても線が入りにくいマニキュア
  • 根元の数ミリが気になるなら白髪染め
  • 染めて間もないうちは色水に注意

どちらにもよいところと、気をつけたいところがあります。自分の暮らしや、白髪とのつき合い方に合う方を選んでみてください。

「自分にはどちらが合うかわからない」という方は、担当の美容師に相談してみませんか。白髪の量や髪の状態に合わせて、ちょうどいい染め方を一緒に見つけていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました