髪が乾かないのはなぜ?原因はドライヤーよりアイテムかも|美容師が解説

髪が乾かないのはなぜ?原因はドライヤーよりアイテムかも|美容師が解説 ヘアケア

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「ドライヤーをいくら当てても、髪がなかなか乾かない」「乾かすのに時間がかかって、毎晩うんざりする」と感じていませんか。ドライヤーが悪いのかと思って買い替えを考える方も多いのですが、実は原因がほかにあることも少なくありません。

こんなお悩みありませんか
  • いくら乾かしても乾かない髪
  • 面倒になる毎晩のドライヤー
  • 新しい商品に変えてからの手触りの変化
  • わからない乾かない原因

髪が乾くまでの時間は、ドライヤーより「髪の状態」で大きく変わります。

読者さん
読者さん

ショートなのに、乾かすのに30分くらいかかるんです。

美容師
美容師

使っているアイテムが、今の髪に合っていないのかもしれません。一緒に見直してみましょう。

この記事では、美容師の視点から髪がなかなか乾かない原因と、私自身の体験、乾きやすい髪に戻すためのアイテムの見直し方を紹介します。

今日からできる3つのこと
  • アウトバスの量を減らしてみる
  • シャンプーとトリートメントはセットで見直す
  • 乾きにくくなったら、よかったアイテムに戻す

髪がなかなか乾かない原因

髪がなかなか乾かない原因|髪に残る余分なもの

髪がなかなか乾かないとき、多くの方はドライヤーのせいだと考えるでしょう。けれども私は、使っているアイテムによって、乾かす時間が大きく変わると感じています。

ここでは、髪がなかなか乾かない原因として考えられることを紹介します。はっきりとした理由はわからないこともありますが、サロンや自分の髪で見てきたことをもとにお伝えしましょう。今の自分のお手入れと照らし合わせながら読んでみてください。

髪に余分なものが残りすぎている

1つ目に考えられるのは、髪に余分なものが残りすぎていることです。

シャンプーやトリートメント、アウトバスが髪に残りすぎると、髪から水分が抜けにくくなり、なかなか乾かなくなるように感じます。つけるものが多いほど、髪が重たく、乾きにくくなることもあるのです。

よかれと思ってつけているものが、乾かす時間をのばしているのかもしれません。

髪との相性でコーティングが強くなる

2つ目は、髪とアイテムの相性によって、コーティングが強くなってしまうことです。

余分なものが残っているのか、髪との相性でコーティングが強くなっているのかは、はっきりとはわかりません。ただ、組み合わせによっては、強いコーティングで髪が全然乾かなくなることがあります。

同じ商品でも、髪の状態によって合う・合わないが出てきます。

アイテムの組み合わせでも変わる

3つ目は、アイテムどうしの組み合わせです。

シャンプーとトリートメント、アウトバスは、それぞれ単体では問題がなくても、組み合わせによって髪のコンディションが悪くなることがあります。どれか1つを変えただけで、乾き方が変わることもあるのです。

乾きにくさを感じたら、最近変えたものがないか思い出してみてください。

自宅で30分・美容室で5分の理由

自宅で30分・美容室で5分の理由|同じ髪でも6倍の差

サロンには、ショートヘアなのに「自宅で乾かすと30分かかる」というお客様がいらっしゃいます。ところが、同じお客様でも、美容室では5分ほどで乾いてしまうのです。

ここでは、同じ髪なのに、なぜ乾く時間がこれほど違うのかを紹介します。この差を知ると、髪が乾かない原因がドライヤーだけではないことがわかるでしょう。図解とあわせて読んでみてください。

同じ髪なのに乾く時間が違う図解。自宅では30分、美容室では5分。違いは髪のコンディション

同じ髪なのに6倍の差

自宅で30分、美容室で5分というのは、およそ6倍の差です。

髪の量や長さは、自宅でも美容室でも変わりません。それなのに乾く時間がこれだけ違うのは、髪のコンディションが違うからだと考えています。

ドライヤーの性能の差だけでは、ここまでの違いは生まれにくいでしょう。

薬剤で余分なものが取れた

そのお客様は、カラーとカットに加えて、定期的に縮毛矯正をされている方です。

おそらく、美容室で使う薬剤によって、髪についていた余分なものが取れたのだと考えています。髪に残っていたものが落ちると、髪本来の乾きやすさが戻ってくるように感じます。

自宅のお手入れで、少しずつ髪に残っていくものがあるのかもしれません。

基本の洗い方で整ったコンディション

もうひとつは、基本の洗い方によって髪のコンディションが整ったことです。

美容室では、予洗いからすすぎまで、時間をかけてていねいに洗います。正しく洗うことで、髪の状態がよくなり、乾きやすくなるのです。

洗い方の基本は、シャンプーの基本の洗い方の記事で紹介しています。

私の髪が乾かなくなった体験

私の髪が乾かなくなった体験|私の髪も乾かなくなった

実は私自身も、髪が全然乾かなくなったことがあります。新しい商品を試したことで、髪のコンディションが一気に悪くなってしまったのです。

ここでは、私の髪の乾かし時間と、乾かなくなったときの体験、元に戻すためにしたことを紹介します。美容師でも、アイテムの相性で髪がこれだけ変わるという実例として読んでいただければと思います。

多毛ロングでも10分かからない

私の髪は、量が多く、長さは胸の下まであるロングです。

それでも、ふだんは10分もかからずに乾かし終わります。髪のコンディションがよければ、多毛のロングでもそれくらいで乾くのです。

乾かすのに時間がかかりすぎる方は、髪の状態を見直すサインかもしれません。

新しい商品で全然乾かなくなった

ところが、新しい商品を試したとき、髪がまったく乾かなくなりました。

シャンプー・トリートメントと今の髪質の相性なのか、新しいアウトバスの相性なのか、新しいシャンプー・トリートメントといつものアウトバスの相性なのかはわかりません。とにかく髪のコンディションが悪くなり、ドライヤーでいくら乾かしても全然乾かない状態になったのです。

美容師の私でも、アイテムの組み合わせでここまで変わるのかと驚いたほどです。

よかったアイテムに戻して3日

髪が乾かなくなってから、今まで使っていてコンディションがよかったアイテムに戻しました。

この記事を書いている時点で、戻してから3日がたちました。新しいアイテムは3回ほど使っただけなので、いい状態に戻すのに、それほど時間はかからなさそうです。

今も新しい商品を自分の髪で試しているところなので、変化があればまたお伝えします。

乾きやすい髪に戻す見直し方

乾きやすい髪に戻す見直し方|アイテムはセットで見直す

髪がなかなか乾かないと感じたら、ドライヤーを買い替える前に、使っているアイテムを見直してみましょう。ドライヤーの時短には、アイテムの見極めも大切です。

ここでは、シャンプーとトリートメントの変え方、新しい商品の試し方、アウトバスの量の目安を紹介します。どれも、今日から意識できることばかりです。必要以上に髪につけすぎていないか、確かめてみてください。

アウトバスの量の目安の図解。ショートは1プッシュより少なく、ロングは2プッシュで様子をみる。毛先中心にくしやブラシで広げる

シャンプーとトリートメントはセットで

シャンプーとトリートメントを変えるときは、セットで変えましょう。

シャンプーとトリートメントは、同じシリーズで使うことを前提につくられています。ライン使いをしないと、本来の仕上がりにはなりにくいのです。

シャンプーの選び方は40代50代のシャンプーの選び方の記事、トリートメントの選び方は40代50代のトリートメントの記事で紹介しています。

新しい商品は続けて使って判断

新しい商品は、1回使っただけで判断しないようにしましょう。

試す前の髪の状態によっては、1回の使用では本来の使用感がわからないことがあります。合うかどうかは、続けて使いながら見ていくのが望ましいです。

ただし、乾かないなど明らかに調子が悪いときは、無理せず元のアイテムに戻してください。

アウトバスはつけすぎない

アウトバスは、つけすぎないことが大切です。

商品によっては、つけてもついていないように感じるものもあります。ショートなら1プッシュより少なめ、ロングでも2プッシュくらいで様子をみましょう。毛先を中心につけ、目の粗いくしや濡れ髪専用のブラシで、まんべんなく広げるのがコツです。

私は、濡れた髪にも使いやすいタングルティーザーのブラシを、自宅でも美容室でも使っています。

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髪本来の状態を知る洗い方

髪本来の状態を知る洗い方|髪本来の状態を知る

乾きやすい髪に戻すためには、基本の洗い方で、髪本来の状態を知ることが大切です。自分の髪が本来どんな状態なのかがわかれば、アイテムが合っているかどうかも見えてきます。

ここでは、髪本来の状態を知るための洗い方と、気をつけたいこと、美容室でできることを紹介します。自宅でのお手入れと美容室のメニューを上手に組み合わせて、髪のコンディションを整えていきましょう。

基本の洗い方を身につける

まずは、基本の洗い方を身につけましょう。

予洗いをしっかりして、シャンプーのあとはたっぷり時間をかけてすすぎます。洗い方が整うと、髪に余分なものが残りにくくなるでしょう。

洗い方を見直すだけで、乾く時間が変わることもあります。

何もつけない日はすすめない

髪本来の状態を知るために、何もつけない日を作ろうと考える方もいるかもしれません。

ただ、傷んでいる髪に何もつけずに過ごすと、からまったり広がったりして、ふだんの身支度がしにくくなることもあります。何もつけない日を作るより、髪本来の状態に近づけてくれるシャンプーとトリートメントで土台を整え、アウトバスは必要な分だけ少しずつ足すのがおすすめです。

どれを選べばよいか迷うときは、美容室で相談してみてください。

美容室でリセットする

自宅でのお手入れだけでは、落としきれない汚れもあります。

美容室のリセットシャンプーやヘッドスパなど、家庭では落としきれない汚れを落とすメニューを試してみるのもおすすめです。

頭皮のお手入れについては、40代50代の頭皮マッサージの記事もあわせてご覧ください。

髪が乾かないときのよくある質問

髪が乾かないときのよくある質問|気になる疑問にお答え

ここでは、髪がなかなか乾かないときによく聞かれる疑問をまとめました。乾かす時間の目安や、アイテムの試し方で迷ったときの参考にしてください。

髪の状態は人によって違うため、ここでの答えがすべての方に当てはまるとは限りません。迷ったときは、担当の美容師に今の髪を見てもらうと安心です。気になる質問から読み進めてみてください。

【Q1】乾かす時間の目安は

髪のコンディションがよければ、ショートなら5分もかからずに乾くはずです。

多毛で胸下ロングの私でも、ふだんは10分かかりません。それより大幅に時間がかかる場合は、髪の状態を見直すサインと考えてみてください。

髪の量や長さによって差はあるので、あくまで目安にしてください。

【Q2】どのアイテムが原因かわかるか

どのアイテムが原因なのかは、はっきりわからないことも多いです。

シャンプー・トリートメントなのか、アウトバスなのか、その組み合わせなのかを見分けるのはむずかしいでしょう。乾きにくくなったら、まずはコンディションがよかったアイテムに戻すのがおすすめです。

最近変えたものを思い出すことが、ヒントになります。

【Q3】ドライヤーを変えれば早く乾くか

ドライヤーを変えることで、乾かしやすくなることはあります。

ただ、髪のコンディションが悪いままだと、ドライヤーを変えても乾く時間は大きく変わらないかもしれません。ドライヤーとあわせて、アイテムも見直すことが大切です。

ドライヤーの選び方は、40代50代のドライヤーの選び方の記事で紹介しています。

【Q4】人にすすめられた商品を試すときは

人にすすめられた商品も、自分の髪に合うとは限りません。

すすめてくれた人と自分とでは、髪の状態も、いっしょに使っているアイテムも違います。人によって合う・合わないが出るのは自然なことです。

試してみて調子が悪いと感じたら、無理に使い続けないでください。

【Q5】乾かない状態はどのくらいで戻るか

元に戻るまでの期間は、使った回数や髪の状態によって変わります。

私の場合、新しいアイテムを3回ほど使ったときは、それほど時間はかからなさそうです。一方、友人のシャンプーとトリートメントは1回使っただけなのに、コンディションを戻すまでに1週間かかりました。

あせらず、コンディションがよかったアイテムで様子をみましょう。

髪が乾かないときの対策まとめ

髪が乾かないときの対策まとめ|乾きやすい髪で時短

髪がなかなか乾かないときは、ドライヤーより先に、使っているアイテムと洗い方を見直すことが大切です。髪のコンディションが整えば、乾かす時間はぐっと短くなるでしょう。

この記事のポイント
  • 余分なものやコーティングで乾きにくくなる髪
  • 同じ髪でも自宅30分・美容室5分の差
  • シャンプーとトリートメントはセットで見直す
  • アウトバスはショート1プッシュ未満から
  • 基本の洗い方と美容室でのリセット

まずは今夜、アウトバスの量をいつもより少なくして乾かしてみてください。乾く時間の違いに気づけるかもしれません。

「乾かすのに時間がかかる」「今のアイテムが合っているかわからない」という方は、担当の美容師に相談してみませんか。今の髪に合うアイテムと洗い方を、一緒に見つけていきましょう。

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