「シャンプーの種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」「口コミがよいものを買ったのに、なんだかしっくりこない」と感じていませんか。40代50代になると、髪や頭皮の変化に合わせてシャンプーを見直したくなる一方で、選び方に迷う方も多いでしょう。
- 多すぎて選べないシャンプー
- 口コミで選んで合わなかった経験
- 高いシャンプーへの迷い
- わからない自分の髪に合うもの
シャンプーは、ランキングや広告ではなく、今の髪の状態で選ぶことが何より大切だと考えています。

ランキング1位のシャンプーを使っているのに、髪の調子がよくならないんです。

ランキングの上位が、今の髪に合うとは限らないんです。選び方の考え方から見直してみましょう。
この記事では、美容師の視点からシャンプー選びで大切な考え方と、自分に合うかの見極め方、美容室での相談のコツ、市販品と美容室専売品の違いを紹介します。
- 変える前に、お湯の温度と量を見直す
- ランキングより、今の髪の状態で選ぶ
- 新しいものはボトル1本使い切って判断
シャンプー選びで迷う理由

シャンプー選びで迷ってしまうのは、選択肢が多いからだけではありません。サロンでお話を聞いていると、自分の今の髪の状態を知らないまま、商品や広告で選んでいる方が多いと感じます。
ここでは、40代50代がシャンプー選びで迷いやすい理由を紹介します。よくある選び方を知ると、なぜ「合わない」と感じてしまうのかが見えてくるでしょう。自分の選び方と比べながら読んでみてください。
選択肢が多すぎる
ドラッグストアや通販には、数えきれないほどのシャンプーが並んでいます。
どれも魅力的なうたい文句がついているので、迷ってしまうのは当然です。選択肢が多いほど、何を基準に選べばいいのかがわかりにくくなるのです。
だからこそ、自分なりの基準を持っておきましょう。
ランキングや口コミで選んでしまう
よくあるのが、SNSやランキングサイトの口コミで選んでしまうことです。
口コミがよいものやランキング上位のもの、ドラッグストアでそこそこ高い値段のものを選ぶ方が少なくありません。口コミの評価は、その人の髪に合ったという結果であって、自分の髪にも合うとは限らないのです。
ランキングは、参考の一つくらいに考えておきましょう。
今の髪の状態を知らないまま選ぶ
いちばん大きいのは、今の自分の髪の状態を知らないまま選んでいることです。
40代50代の髪は、カラーや年齢による変化で、若いころとは状態が変わっています。今の髪の状態がわからないまま選ぶと、合うものに出会いにくくなります。
まずは、自分の髪を知ることから始めましょう。
シャンプー選びで大切な考え方

お客様から「おすすめのシャンプーは?」と聞かれたとき、私がお伝えしているのはきちんと洗えて、髪についた余分なものをやさしく落とせるものを選ぶことです。
ここでは、シャンプー選びで大切にしたい考え方を紹介します。洗い上がりの手触りや、トリートメントとの組み合わせなど、商品を手に取ったときに思い出してほしいポイントをまとめました。図解とあわせて確かめてみてください。

きちんと洗えてやさしく落とせる
シャンプーでいちばん大切なのは、きちんと洗えることです。
汚れや髪についた余分なものを落とせないと、頭皮や髪のトラブルにつながることがあります。しっかり落とせて、しかも髪にやさしいものを選びましょう。
洗い方の基本は、シャンプーの基本の洗い方の記事で紹介しています。
すすぎきれたかわかる少しのきしみ
基本の洗い方を基準にするなら、すすいだときに多少きしみを感じるものがおすすめです。
少しきしみがあると、シャンプーをすすぎきれたかどうかがわかりやすくなります。きしみは悪いものではなく、すすぎの目安になるのです。
きしみが気になる分は、トリートメントで整えていきましょう。
すべりが残りすぎるものは注意
反対に、すすいでも「すべり」がいつまでも残るシャンプーには注意が必要です。
すべりが残ると、すすぎきれたかどうかがわかりにくくなります。よくも悪くも、すべりには髪のからまりをやわらげてくれる面もありますが、すすぎ残しに気づきにくいのです。
すべりが気になるときは、すすぎの時間をいつもより長めにとってみてください。すべりとすすぎ残しの見分け方は、シャンプーのぬるぬるの記事でくわしく紹介しています。
トリートメントとセットで選ぶ
シャンプーを選ぶときは、トリートメントとセットで考えましょう。
シャンプーとトリートメントは、同じシリーズで使うことを前提につくられています。シャンプーだけ変えても、本来の仕上がりにはなりにくいのです。
トリートメントの選び方は、40代50代のトリートメントの記事で紹介しています。
自分に合うシャンプーの見極め方

シャンプーが合うかどうかは、1回使っただけでは判断できません。髪の状態によっては、続けて使うことで本来の使用感がわかってくるからです。
ここでは、私自身がシャンプーを選ぶときの基準と、合うかどうかを見極めるときの目安を紹介します。新しいシャンプーを試すときの参考にしてみてください。あせらず、自分の髪の変化を見ていきましょう。

私がシャンプーを選ぶときの基準
私がシャンプーを選ぶときは、基本の洗い方ができるかどうかを大切にしています。
すすぎがしやすいこと、弾力のある泡がしっかり立つこと、そしてトリートメントをしっかりすすいでも、必要な分が髪にちゃんと残ってくれること。この3つがそろうものを選ぶようにしています。
- すすぎのしやすさ
- 弾力のある泡立ち
- しっかりすすいでも残る、トリートメントの手応え
美容師としても、毎日続けやすいかどうかを大事にしています。
ボトル1本を使い切って判断する
新しいシャンプーは、ボトル1本を使い切ってから判断しましょう。
お試しサイズや数回の使用では、本当に合うかどうかはわかりません。1本使い切るくらい続けて、はじめて髪の変化が見えてくるのです。
ただし、かゆみや乾かないなど、明らかに調子が悪いときは無理せず使うのをやめてください。
3日・3週間・3か月で見る
合うかどうかは、3日・3週間・3か月の3つのタイミングで見てみましょう。
3日で頭皮のかゆみなど合う・合わないを確かめ、3週間で自分だけが気づく手触りの変化を、3か月でまわりが気づく見た目の変化を見ていきます。変化はすぐには出ないので、気長に見ることが大切です。
途中で次々と変えず、まずは3か月を目安に続けてみてください。
美容室で相談するときのコツ

シャンプー選びに迷ったら、美容師に相談するのがいちばんの近道です。ただ、「おすすめのシャンプーは?」と聞かれても、髪の履歴や頭皮の状態がわからないと、美容師も答えにくいのが正直なところです。
ここでは、美容室でシャンプーを相談するときに伝えてほしいことを紹介します。少し情報があるだけで、美容師から合いそうな商品を提案しやすくなります。次の来店のときに、思い出してみてください。
これまでのカラーやパーマを伝える
まず伝えてほしいのが、これまでのカラーやパーマ、縮毛矯正の履歴です。
どんな施術をどのくらいの間隔でしてきたかで、髪の状態は大きく変わります。ブリーチやホームカラーをしたことがあれば、それもあわせて伝えましょう。
覚えている範囲でかまいません。
頭皮の状態を伝える
頭皮のかゆみやフケ、ベタつき、においなど、気になることも伝えてください。
頭皮の状態に合うシャンプーを自分で選ぶのは、かなりむずかしいものです。頭皮の悩みこそ、自己判断せず美容師に相談してほしいと思います。
頭皮のかゆみが気になる方は、頭皮のかゆみと乾燥の記事もあわせてご覧ください。
今使っているシャンプーを伝える
今使っているシャンプーとトリートメントの名前も、伝えてもらえると助かります。
今のものの使い心地や、気になっていることがわかると、何を変えればよいのかを考えやすくなります。
商品名がわからなければ、スマホでボトルの写真を撮っておくのもおすすめです。
市販品と美容室専売品の違い

市販品と美容室専売品の違いを聞かれることもよくあります。私が考える最大の違いは、自己判断で選ぶかどうかです。
ここでは、市販品と美容室専売品の違いと、値段についての考え方を紹介します。最近はドラッグストアでも高いシャンプーを見かけるようになりました。どこでお金をかけるとよいのか、考えるきっかけにしてみてください。
最大の違いは自己判断かどうか
市販品は、自分で選んで買うのが基本です。
美容室専売品は、美容師が経験と知識をもとに、お客様の髪を見て合いそうなものを紹介できます。髪の状態を見たうえで選べることが、美容室専売品のいちばんの強みです。
どちらがよい悪いではなく、選び方の違いと考えてください。
高ければいいわけではない
シャンプーは、高ければいいというわけではありません。
値段が高くても、今の髪に合わなければ、期待した仕上がりにはなりにくいものです。大切なのは値段ではなく、今の髪に合っているかどうかです。
値段だけで選ばないようにしましょう。
その金額なら美容師に選んでもらう
最近は、ドラッグストアでも高額なシャンプーを見かけるようになりました。
同じくらいの金額を出すのであれば、今の髪に合うものを美容師に選んでもらうほうが、失敗しにくいと感じています。
購入しなくてもよいので、まずは相談だけでもしてみてください。
シャンプー選びのよくある質問

ここでは、シャンプー選びについてよく聞かれる疑問をまとめました。新しいシャンプーを探すときや、今のものを見直すときの参考にしてください。
髪や頭皮の状態は人によって違うため、ここでの答えがすべての方に当てはまるとは限りません。迷ったときは、担当の美容師に今の髪を見てもらうと安心です。気になる質問から読み進めてみてください。
【Q1】頭皮のタイプで選んだほうがいいか
頭皮の状態に合わせて商品を選ぶのは、自己判断ではかなりむずかしいものです。
それよりも先に、お湯の温度やすすぐお湯の量を見直してみてください。シャンプーを変える前に、洗い方を整えることが大切です。
それでも気になるときは、美容師に頭皮を見てもらいましょう。
【Q2】泡立ちが悪いと感じたら
泡立ちが悪いと感じたら、シャンプーを変える前に予洗いを見直してみましょう。
予洗いが足りないと、汚れや皮脂が残って泡が立ちにくくなります。泡立たないからといって、シャンプーを足して無理に泡立てるのは避けましょう。
泡立ちが悪いうちは、全体に行き渡らせて軽く洗い、一度流してから洗い直してください。
【Q3】成分表示を見て選んだほうがいいか
成分表示だけを見て、シャンプーを選ぶのはおすすめしません。
同じ成分が入っていても、配合量によって使い心地は変わります。成分の名前だけで、よい・悪いを判断しないようにしましょう。
ネットの成分解説も、うのみにしないことが大切です。
【Q4】変えてから髪が乾きにくくなったら
シャンプーを変えてから髪が乾きにくくなったら、合っていないサインかもしれません。
私自身も、新しい商品を試して髪が全然乾かなくなったことがあります。乾きにくくなったら、コンディションがよかったものに戻すのがおすすめです。
くわしくは、髪が乾かない原因の記事で紹介しています。
【Q5】行きつけの美容室がなくても相談できるか
行きつけの美容室がなくても、シャンプーの相談はできます。
カットなどで美容室を利用したときに、購入しなくてもよいので、髪や頭皮に合いそうな商品を教えてほしいと伝えてみてください。
頭皮のにおいが気になる方は、50代女性の頭皮のにおいの記事も参考にしてください。
40代50代のシャンプー選びまとめ

40代50代のシャンプー選びは、ランキングや広告ではなく、今の髪の状態で選ぶことが大切です。きちんと洗えて、余分なものをやさしく落とせるものを選びましょう。
- 今の髪の状態を知らずに選ぶのがいちばんの失敗
- きちんと洗えて少しきしむもの
- すべりが残りすぎるものは注意
- ボトル1本と3日・3週間・3か月で判断
- 高いものほど美容師に選んでもらう
まずは今夜、シャンプーを変える前に、お湯の温度とすすぎの時間を見直してみてください。それだけでも、洗い上がりの違いに気づけるはずです。
「自分の髪に合うシャンプーがわからない」「今のシャンプーが合っているか不安」という方は、担当の美容師に相談してみませんか。今の髪と頭皮に合うシャンプーを、一緒に見つけていきましょう。


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