「白髪染めのたびに頭皮がピリピリしみる」「染めたあと、かゆみがしばらく続く」と感じていませんか。せっかく美容室に来たのだからと、つい言い出せずにがまんしてしまう方も少なくありません。
- 染めるたびにしみる頭皮
- 染めたあとに続くかゆみ
- 美容師に言い出しにくい気持ち
- 染めるのをやめるべきかという迷い
実は私も、白髪染めで頭皮がしみて、つらい思いをしたことがあります。

しみるのは毎回のことだから、がまんするしかないと思っていました。

がまんしなくて大丈夫です。しみたら、遠慮なく美容師に伝えてくださいね。
この記事では、美容師の視点から白髪染めでしみる・かゆくなる原因と、美容室でできること、染める前に気をつけたいこと、医療機関に相談したいサインを紹介します。
- しみたら、すぐ美容師に伝える
- しみやすい人は当日のシャンプーを控える
- じゅくじゅく・フケが続くなら医療機関へ
白髪染めでしみる・かゆい原因

白髪染めでしみたり、かゆくなったりする原因は、ひとつとは限りません。頭皮の状態や、染める頻度、そのときの体調などが重なっていることもあります。
ここでは、サロンでよく見かける原因を紹介します。自分に当てはまるものがないか、ふり返りながら読んでみてください。原因に心当たりがあれば、次に染めるときの工夫にもつながります。
頭皮の乾燥や傷
1つ目は、頭皮の乾燥や傷です。
頭皮が乾燥していたり、小さな傷があったりすると、薬剤がしみやすくなります。かいた跡など、自分では気づきにくい傷があることも少なくありません。
頭皮の乾燥が気になる方は、頭皮のかゆみと乾燥の記事もあわせてご覧ください。
染める回数が多い
2つ目は、染める回数が多いことです。
短い間隔でくり返し染めていると、頭皮に負担が重なっていきます。以前はしみなかったのに、だんだんしみるようになったという方もいます。
染める間隔の目安は、白髪染めの頻度の記事もあわせてご覧ください。
体調やかぶれ
3つ目は、体調やかぶれです。
疲れているときや体調がすぐれないときは、ふだんより頭皮が敏感になることがあります。また、薬剤との相性で、かぶれのような症状が出ることもあるのです。
いつもと違うと感じたら、無理をしないでください。
がまんしてはいけない理由

しみても、「少しのことだから」とがまんしてしまう方は多いものです。でも私は、自分自身の経験から、がまんはしてほしくないと強く思っています。
ここでは、私が白髪染めでしみたときの体験と、そのあと変わったこと、美容師への伝え方についてお話しします。言い出しにくいと感じている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
私がしみたときのこと
体調のせいなのか、薬剤との相性なのか、白髪染めで頭皮が燃えるように熱くなったことがあります。
痛みがひどく、吐き気までするほどでした。それでも私は、そのままがまんしてしまったのです。
この経験があるからこそ、読者の方にはがまんしてほしくないのです。
それから染め方を変えた
その経験から、私はカラーに少し抵抗を感じるようになりました。
今は、以前ほど頻繁には染めていません。しみた薬剤は、もう使わないようにしています。
つらい思いをする前に、自分を守る選び方をしてほしいと思います。
美容師には遠慮なく伝えて
しみたときは、遠慮なく美容師に伝えてください。
私自身は、お客様ががまんできなくて途中で流したことはまだありません。ただ、つらいときは途中で流すことも、ありえる対応です。
伝えてもらえれば、美容師もその場でできることを考えられます。
美容室でできること

しみやすい方のために、美容室で工夫できることはいくつかあります。しみる前から伝えておくと、選べる方法が増えるので、予約のときや施術の前に相談してみてください。
ここでは、私がサロンで実際にしている対応を紹介します。どれも、お客様と相談しながら決めていくものです。図解とあわせて確かめてみてください。

保護オイルで様子をみる
塗った直後にしみる方には、まず頭皮を守る保護オイルを使って様子をみます。たいていは、これでしみるのがおさまります。
ただし、保護オイルでおさえられるのは、しみるつらさだけです。アレルギー反応まで防げるわけではありません。
美容室によっては保護剤を用意しているので、頼んでみてください。どんな保護剤があるかは、美容室によって違います。
頭皮につかないように塗る
事前にしみるとわかっている方には、頭皮に直接塗らないように染める方法もあります。
頭皮から少しあけて薬剤を塗るので、頭皮に薬剤がつきにくいのが特長です。
根元の白髪がわずかに残ることもあるので、仕上がりのイメージは美容師と相談しましょう。
ヘアマニキュアに変える
しみやすい方には、ヘアマニキュアをすすめることもあります。
ヘアマニキュアは、髪の表面に色をつけるタイプのカラーです。頭皮につけずに塗れるので、しみやすい方の選択肢のひとつになります。
向いているかどうかは、髪の状態によって変わります。白髪染めとの違いは、ヘアマニキュアと白髪染めの違いの記事も参考にしてください。
間隔をあけてしっかりすすぐ
染める間隔をあけることと、しっかりすすぐことも大切です。
美容師としてできることには、頭皮につかないように塗る、保護する、薬剤を工夫する、ヘアマニキュアにする、しっかりすすぐ、などがあります。どれを組み合わせるかは、お客様と一緒に考えながら、続けやすい方法を決めていきます。
どこまでなら続けられるか、遠慮なく話してください。
染める前に気をつけたいこと

染める当日や前の日の過ごし方で、しみ方がやわらぐこともあります。ただし、どれも絶対ではないので、できる範囲で取り入れてみてください。
ここでは、しみやすい方に美容室でお伝えしていることと、自分で染めるときに気をつけたいことを紹介します。
当日のシャンプーを控える
しみやすい方は、染める当日のシャンプーを控えてもらうことがあります。
洗ったばかりの頭皮は、守ってくれる皮脂が少ない状態です。当日は洗わずに来てもらうほうが、しみにくい場合があります。
予約のときに、美容師に確認しておくと安心です。
前日もお休みしてよい
とくにしみやすい方は、前日のシャンプーもお休みしてもよいかもしれません。
ただし、それで絶対にしみるのを防げるわけではありません。あくまで、少しでもやわらげるための工夫と考えてください。
ふだんの洗い方は、シャンプーの基本の洗い方の記事で紹介しています。
自分で染めるならパッチテスト
市販の白髪染めを自分で使う場合は、パッチテストをおすすめします。
商品の説明に書かれている方法で、染める前に肌に合うかどうかを確かめておくと安心です。
市販の白髪染めを使うときの注意点は、市販の白髪染めの記事でまとめています。
医療機関に相談したいサイン

しみたりかゆくなったりしたときは、まず美容師に伝えることが大切です。ただ、なかには医療機関で診てもらいたい状態もあります。
ここでは、サロンで「病院に行ってほしい」とお伝えしているサインを紹介します。当てはまるときは、自己判断せずに皮膚科などの医療機関に相談してください。

頭皮がじゅくじゅくしている
頭皮がじゅくじゅくしているときは、医療機関に相談しましょう。
自分でなんとかしようとせず、まずは診てもらうことが大切です。
落ち着くまでは、カラーもお休みしてください。
フケが出続けている
フケが目に見えてわかるくらい出続けているときも、相談のサインです。
洗い方を見直しても続く場合は、頭皮の状態を専門家に見てもらうと安心です。
頭皮のかゆみやフケについては、頭皮のかゆみと乾燥の記事でも紹介しています。
いつもと違う赤みや腫れ
強いかゆみや赤み、腫れ(はれ)、水ぶくれ、熱っぽさなど、いつもと違う症状が出たときも、医療機関に相談すると安心です。
まれに、息苦しさやめまい、冷や汗、全身のじんましんなど、体全体に症状が出ることもあります。そのようなときは、すぐに医療機関を受診してください。
早めに相談することで、安心して次のカラーを考えられます。
しみる・かゆいときの疑問

ここでは、白髪染めでしみる・かゆいときによく聞かれる疑問をまとめました。美容室で相談するときの参考にしてください。
頭皮の状態は人によって違うため、ここでの答えがすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状があるときは、医療機関に相談すると安心です。
【Q1】しみても染め続けていいか
軽くしみる程度で、保護や塗り方の工夫でおさまるなら、続けている方もいます。
ただ、強い痛みや、染めたあとも続くかゆみがある場合は、無理に続けず、美容師や医療機関に相談してください。
どこまでなら続けられるか、一緒に考えていきましょう。
【Q2】途中で流してもらってもいいか
がまんできないほどしみるときは、途中で流してもらってかまいません。
仕上がりが気になるかもしれませんが、頭皮を守ることのほうが大切です。
その日の状態に合わせて、美容師が対応を考えます。
【Q3】ヘアマニキュアだと仕上がりはどう変わるか
ヘアマニキュアでは、黒い髪を明るくすることはできません。
暗い色を選んでも、黒い髪は黒いまま見えて、白髪にだけ色がついたように見えます。白髪が多い方なら、明るい色でほんのり色を楽しむこともできます。
明るくしたいのか、白髪を目立ちにくくしたいのか、美容室で相談してみてください。
【Q4】染めるのを休む間はどうするか
頭皮の調子が落ち着くまで、カラーをお休みするのもひとつの方法です。
その間は、明るさの差を小さくして目立ちにくくする染め方を考えたり、頭皮が落ち着いてから、洗えば落とせる白髪隠しでしのいだりする方法もあります。頭皮にかゆみや赤み、傷があるうちは、白髪隠しも控えましょう。
白髪隠しについては50代の白髪隠しの記事、目立ちにくくする染め方については50代の白髪ぼかしの記事で紹介しています。
【Q5】しみた薬剤を次から避けるには
しみたときは、できればその日に使った薬剤の名前を美容師に教えてもらいましょう。
名前がわかっていれば、次に染めるときも、美容室を変えたときも伝えられます。私自身も、しみた薬剤はもう使わないようにしています。
教えてもらった名前は、スマホのメモなどに残しておくと安心です。
白髪染めでしみるときのまとめ

白髪染めでしみたり、かゆくなったりしたときは、がまんせずに伝えることがいちばん大切です。美容室には、保護や塗り方の工夫など、できることがあります。
- 頭皮の乾燥や傷・染める回数・体調などの原因
- しみたらがまんせず美容師に伝える
- 保護オイル・頭皮につけない塗り方・ヘアマニキュア
- しみやすい人は当日のシャンプーを控える
- じゅくじゅく・フケが続くなら医療機関へ
次に美容室を予約するときは、「しみやすい」とひと言添えてみてください。それだけで、施術の前に準備をしてもらえます。
「しみるけれど、白髪は染めたい」という方は、担当の美容師に相談してみませんか。頭皮をいたわりながら続けられる方法を、一緒に見つけていきましょう。


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