「美容室に行く回数を減らしたいから、カラートリートメント(白髪染めトリートメント)で白髪を染めたい」「シャンプータイプでも染まるの?」と考えていませんか。自宅で手軽にできそうなので、気になっている方も多いでしょう。
- 気になる自宅での手軽な白髪染め
- 使っても染まった気がしない髪
- わかりにくいトリートメントとシャンプーの違い
- 美容室でのカラーへの影響
トリートメントタイプもシャンプータイプも、色をのせることはできます。ただ、使い方や白髪の量によって、満足度は大きく変わります。

白髪染めトリートメントを使っているのに、染まっている気がしないんです。

実は、染まっていることが多いんですよ。黒髪の量によって、見え方が変わるんです。
この記事では、美容師の視点から白髪染めトリートメントと白髪染めシャンプーの違い、どこまで染まるか、使うときの注意点、美容室でカラーをする前に知っておきたいことを紹介します。
- 黒髪とのバランスを確かめる
- 使うならすすぎを意識する
- 美容室では使っていることを伝える
白髪染めトリートメントの特徴

トリートメントタイプとシャンプータイプは、どちらも自宅で使える、色の入ったヘアケアアイテムです。ただ、使い方や手間には違いがあるのです。
ここでは、それぞれの特徴と、染まり方の違いを紹介します。似ているようで使い方が違うので、自分の暮らしに合うかどうか考えながら読んでみてください。図解で違いを確かめられます。

こんな理由で選ぶ方が多い
どちらのタイプを選ぶ方にも、それぞれの理由があるものです。
サロンでお話を聞いていると、自然に目立たなくしたい、美容室のカラー剤は使いたくないという方や、美容室にこまめに行けない方が多いと感じます。
- 自然に白髪を目立たなくしたい
- 美容室のカラー剤を使いたくない
- 美容室にこまめに行かない・行けない
どれも、自分の暮らしに合わせた大切な選び方です。
塗って時間を置く白髪染めトリートメント
トリートメントタイプは、髪に塗って、少し時間を置いてから流すアイテムです。
お客様からは、塗って時間を置かなければならないので、冬は染めるのがおっくうになるという声も聞きます。寒い浴室で待つ時間は、思ったより負担になるようです。
続けやすいかどうかも、考えておきましょう。
洗いながら使う白髪染めシャンプー
シャンプータイプは、いつものシャンプーのかわりに使うアイテムです。
シャンプーなので、すすぎは甘くなりにくいと思います。いつもの洗い方の流れで使えるのは、続けやすいところでしょう。
ブリーチやハイライトの色持ちに使う「カラーシャンプー」とは、目的が違うアイテムです。
染まり方の違い
どちらのタイプも、色をのせることができます。
シャンプータイプは、毎日使い続けることで、少しずつ色がのっていくものです。使うのをやめると、色は少しずつ抜けていきます。
トリートメントタイプも、人によっては毎日使う方もいるでしょう。
白髪はどこまで染まるか

「白髪染めトリートメントを使っても染まらない」という声をよく聞きます。けれども、染まらないと感じる理由は、見え方にあることが多いのです。
ここでは、どこまで染まるのか、なぜ染まっていないように見えるのかを紹介します。黒髪とのバランスによって、見え方は大きく変わります。図解とあわせて、自分の髪に当てはめてみてください。

黒髪が多いと染まって見えにくい
トリートメントタイプを使うと、白髪自体にはほんのりと色がのっています。
ただ、黒髪が多い方ほど、黒さに負けて染まっていないように見えることが多いのです。ちらほら白髪の方が「染まらない」と感じやすいのは、このためです。
「染まらない」と感じたら、見え方の問題かもしれません。
白髪が多い人には有効
反対に、黒髪より白髪の割合が多い方には、トリートメントタイプが有効だと思います。
サロンでも、カットだけで来てくださる白髪率90%ほどのお客様が、とてもきれいな髪色でした。頻繁に染めているわけではないので、カラー剤がたまっている感じもなく、いい状態だったのです。
髪の状態によっては、上手に取り入れられるアイテムです。
1回でしっかり隠れるものではない
どちらのタイプも、1回使っただけでしっかり隠れるものではありません。
続けて使いながら、少しずつ色を重ねていくものです。白髪を消すというより、目立ちにくくするものと考えておくと、がっかりしにくいでしょう。
明るさの差を小さくして目立ちにくくする考え方は、50代の白髪ぼかしの記事でも紹介しています。
美容師がすすめない理由

私は美容師として、白髪染めトリートメントを積極的にはすすめていません。毎日のお手入れの基本と両立させにくいと感じているからです。
ここでは、すすめない理由を3つ紹介します。アイテムそのものが悪いわけではありません。使い方しだいで、むずかしさが出てくるのです。
基本の洗い方がしにくい
髪のお手入れの基本は、シャンプーで汚れを取り、トリートメントで必要なものを補うことです。
カラー剤が入っている商品は、しっかりすすぐことがむずかしくなります。基本の洗い方と両立させにくいのが、いちばんの理由です。
基本の洗い方は、シャンプーの基本の洗い方の記事で紹介しています。
すすぎが甘くなりがち
トリートメントタイプを使うと、すすぎが甘くなりがちです。
髪にカラー剤を残したいという気持ちから、つい流し方が控えめになってしまうのです。色を残したい気持ちと、しっかりすすぎたい気持ちがぶつかるのが、むずかしいところでしょう。
髪がサラサラになったように感じても、すすぎは意識しておきたいものです。
髪に残ってコンディションが変わる
髪にカラー剤が残ると、髪のコンディションが思ったものにならないことがあります。
使うと髪がサラサラになることもありますが、残ったカラー剤が、髪の状態に影響する可能性もあるのです。
髪の手触りや乾き方が変わったと感じたら、使い方を見直してみてください。
使うなら知っておきたいこと

すすめてはいないものの、使い方を知っておけば、上手に付き合うこともできます。トリートメントタイプを使うなら、知っておきたいことがあるのです。
ここでは、使うときのコツと手間、続けるかどうかの考え方を紹介します。今の使い方と比べながら読んでみてください。
しっかりすすぐコツが必要
使うなら、すすぎにはコツが必要です。
色を残したい気持ちがあっても、ぬるつきが残らない程度まではしっかりすすぐことを意識してください。
頭皮に残ると、かゆみなどのトラブルにつながることもあります。
時間を置く手間がかかる
トリートメントタイプは、塗って時間を置く手間がかかります。
冬は浴室が寒く、待つ時間がおっくうになりがちです。続けられそうかどうか、季節も考えて取り入れましょう。
無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。
困っていなければやめなくていい
すでに使っていて、特に困っていないなら、無理にやめなくて大丈夫です。
色ののり方に満足している方なら、上手に付き合えているといえるでしょう。
気になることが出てきたら、そのときに見直してみてください。
白髪染めシャンプーの使い方

白髪染めシャンプーは、いつものシャンプーと同じように使えるのが手軽なところです。ただ、ちょっとしたコツで、仕上がりに差が出ます。
ここでは、使うときのコツと、気をつけたいことを紹介します。カラー剤が入っているアイテムなので、頭皮の様子を見ながら使うことも大切です。
毎日続けて少しずつ染める
シャンプータイプは、毎日使い続けることで少しずつ色がのっていきます。
1回で染めようとするのではなく、ふだんのシャンプーのかわりに、続けて使うことが大切です。
より染めたいときは、泡立てて洗ったあと、泡で髪を包んだまま少し時間を置く方法もあるでしょう。使うのをやめると、色は少しずつ抜けていきます。
ムラにならない使い方
色ムラを防ぐには、使い方にもコツがあります。
手のひらでしっかり泡立ててからつけ、白髪の多いところはていねいになじませましょう。手が届きにくい後ろのほうから先につけると、つけ忘れを防ぎやすくなります。
- 手のひらでしっかり泡立てる
- 白髪の多いところはていねいに
- 届きにくい後ろから先に
洗ったあとは、いつもどおりしっかりすすいでください。
同じシリーズのトリートメントと一緒に
早く色をのせたい場合は、同じシリーズのトリートメントタイプと一緒に使う方法もあります。
シリーズによっては、シャンプーとトリートメントを合わせて使うことが案内されています。
使い方は、商品ごとの説明をよく読んで確かめてください。
頭皮に異常がないか確かめ続ける
使っている間は、頭皮の様子を確かめ続けることが大切です。
市販品は自己判断で選ぶことになるので、実際に使ってみて、頭皮に異常がないか常に確認しながら使ってください。美容室で扱っているものでも、カラー剤が少なからず入っているので、同じように観察を続けましょう。
頭皮が敏感な方は、おだやかなものを選びたいところですが、自分で見極めるのはむずかしいので、美容師に相談してみてください。
美容室でカラーをする前に

トリートメントタイプを使っている方が美容室でカラーやパーマを予定しているなら、事前に知っておきたいことがあります。
ここでは、美容師への伝え方と、施術への影響、やめるときの方法を紹介します。美容室での仕上がりに満足するための参考にしてください。
使っていることを伝える
美容室では、使っていることを伝えましょう。
カラー剤が含まれているので、髪のコンディションが悪くなっていることがあります。伝えてもらえれば、美容師も髪の状態に合わせて考えられます。伝えるときのコツは、市販の白髪染めを美容室に伝えるときの記事も参考にしてください。
使っている商品名がわかると、さらに安心です。
理想どおりにいかないこともある
カットだけなら、それほど問題にはなりません。
ただ、使っている状態で、美容室でカラーやパーマなどの薬剤を使う施術をすると、理想どおりの仕上がりにならない場合もあります。
仕上がりのイメージは、事前に美容師とすり合わせておきましょう。
やめるならいつものお手入れに戻す
やめたいときは、使うのをやめて、いつものお手入れに戻しましょう。
ただ、製品によっては、やめてもしばらく髪に色が残ることがあります。気になるときは、美容師に相談してみてください。
美容室での染め方は、白髪染めの頻度の記事も参考にしてください。
白髪染めトリートメントの疑問

ここでは、白髪染めトリートメントや白髪染めシャンプーについてよく聞かれる疑問をまとめました。迷ったときの参考にしてください。
髪の状態は人によって違うため、ここでの答えがすべての方に当てはまるとは限りません。迷ったときは、担当の美容師に今の髪を見てもらうと安心です。気になる質問から読み進めてみてください。
【Q1】ちらほら白髪をしのぐには
ちらほら白髪の方は、トリートメントタイプだけでは目立ったままに感じることがあります。
次のカラーまでしのぎたいなら、洗えば落とせるファンデーションタイプやマスカラタイプの白髪隠しを使うのもひとつの方法です。
白髪隠しの選び方は、50代の白髪隠しの記事でくわしく紹介しています。
【Q2】ほとんど白髪なら使ってもいいか
白髪がとても多い方なら、トリートメントタイプが有効なこともあるでしょう。
サロンでも、白髪率90%ほどのお客様が、きれいな髪色を保っていました。すすぎを意識しながら、上手に取り入れるとよいでしょう。
すすぎの基本は、シャンプーの基本の洗い方の記事もあわせてご覧ください。
【Q3】カットだけなら使っていても大丈夫か
カットだけなら、使っていても大きな問題にはなりにくいでしょう。
気をつけたいのは、カラーやパーマなど薬剤を使う施術をするときです。施術の予定があるときは、事前に美容師に相談しておくと安心です。
予約のときに伝えておくのもよいでしょう。
【Q4】ヘアマニキュアとの違いは
ヘアマニキュアは、髪の表面に色をつけるタイプのカラーです。
美容室で塗ってもらえるので、自分で時間を置いたり、すすぎ方を気にしたりする手間が少ないのが違いのひとつです。白髪にだけ色が出るので、ぼかすのにも使えます。
向いているかどうかは、美容室で相談してみてください。
【Q5】やめたら色は残らないか
製品によっては、やめても髪に色が残り続けることがあります。
特に、美容室でカラーやパーマをしたいときは、残っている色が施術のさまたげになることもあります。
市販の白髪染めとの違いは、市販の白髪染めの記事も参考にしてください。
白髪染めトリートメントまとめ

白髪染めトリートメントは、色をのせることはできますが、黒髪が多い方は染まって見えにくく、すすぎにもコツが必要です。白髪が多い方なら、上手に取り入れられることもあります。
- シャンプータイプは毎日続けて少しずつ染める
- 色はのっているが黒髪の量で見え方が変わる
- 基本の洗い方と両立しにくいことがすすめない理由
- 困っていなければ無理にやめなくていい
- 美容室では使っていることを伝える
黒髪とのバランスを確かめて、合う方法を選んでみてください。
「自分にはどの方法が合うの?」という方は、担当の美容師に相談してみませんか。髪の状態に合わせて、無理のない方法を一緒に見つけていきましょう。


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