【美容師解説】50代の分け目が目立つ原因と自宅でできる対策

【美容師解説】50代の分け目が目立つ原因と自宅でできる対策 ヘアケア

「鏡を見ると分け目がくっきり目立つ」「地肌が透けて見える気がする」と悩んでいませんか。50代になると、分け目の変化に気づく女性が少しずつ増えてきます。

こんなお悩みありませんか
  • 分け目から透けて見える地肌
  • 分け目に集中して目立つ白髪
  • ぺたんとつぶれる根元
  • 何をしても変わらない分け目の印象

分け目が目立つ原因は、年齢による変化だけではありません。毎日のカラーや髪の結び方など、ふだんの習慣が関係していることも多いのです。

読者さん
読者さん

分け目が目立つのは、もう年齢のせいだから仕方ないですよね。

美容師
美容師

原因を知って、できることから始めれば大丈夫ですよ。今ある髪を大切にしていきましょう。

この記事では、美容師の視点から50代の分け目が目立つ原因と、自宅でできる対策をわかりやすく紹介します。分け目の白髪を目立たせない方法や育毛剤の取り入れ方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

50代の分け目が目立つ原因

50代の分け目が目立つ原因|原因は1つじゃない

50代になって分け目が目立ってきたと感じるのには、いくつかの理由があります。年齢による髪の変化に加えて、長年続けてきたヘアケアや髪の扱い方が影響していることも少なくありません。

サロンでお客様の髪を見ていると、原因はひとつではなく、いくつかが重なっている場合がほとんどです。ここでは、特によく見られる4つの原因を紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしながら読んでみてください。

くり返すセルフカラーによる負担

分け目が目立つ原因としてよく見られるのが、くり返すセルフカラーです。

白髪が気になるたびに市販のカラー剤で染めていると、分け目まわりの頭皮や根元の髪に負担が積み重なっていきます。ときどき美容室でカラーをしていても、その合間にセルフカラーを重ねていれば、染める回数そのものが多くなってしまうのです。

分け目は何度も薬剤がつきやすい場所なので、カラーの頻度を一度見直してみましょう。

髪が細くなり生えそろいにくくなる変化

年齢とともに髪が細くなることも、分け目が目立つ原因のひとつです。

50代になると、髪の生え変わりのリズムである毛周期が乱れ始め、髪が生えそろいにくくなってくることがあります。1本1本が細くなると根元が立ち上がりにくくなり、分け目から地肌が透けて見えやすくなるでしょう。

体の自然な変化だからこそ、今ある髪を大切に守るケアを早めに始めることが大切です。

何年も変えていない同じ分け目

何年も同じ場所で分け目をつくっていることも、分け目が目立つ原因になります。

いつも同じ分け目だと、その部分の地肌は紫外線や乾燥の影響を受け続けることになります。また、髪にもその方向のクセがつき、分け目がくっきりと線のように見えやすくなるのです。

ただし、無理に分け目を変える必要はありません。具体的な考え方は、次の章でくわしく紹介します。

ひっつめて結ぶ時間の長さ

髪をきつくひっつめて結ぶ時間が長いことも、見落としがちな原因です。

髪を強く引っぱった状態が長く続くと、生え際や分け目まわりの頭皮に負担がかかりやすくなります。仕事中などに毎日しっかり結んでいる方は、知らないうちに分け目や生え際へ負担をかけているかもしれません。

結び方を少し工夫するだけでも、頭皮への負担は減らせるでしょう。

分け目をぼかすスタイリング術

分け目をぼかすスタイリング術|無理なくふんわり分け目

分け目の目立ち方は、毎日のスタイリングを少し工夫するだけでも変わります。特別な道具を使わなくても、分け目の考え方や前髪のつくり方、乾かし方を見直すことで、印象はやわらかくなるはずです。

ただし、無理にスタイルを変えようとすると、うまくいかずにストレスを感じてしまうこともあるでしょう。ここでは、毎日の負担にならない範囲で取り入れられる方法を紹介します。自分に合いそうなものから試してみてください。

無理をしない分け目の変え方

分け目は、よほどのことがない限り、自然に分かれる場所を無理に変えなくてもよいと考えています。

無理に分け目を変えると、ヘアスタイルを保つのが大変になったり、思うように決まらなかったりして、ストレスになりやすいからです。一方で、もともと分け目が決まっていない方は、毎日変えても構いません。たとえば、朝起きたときに自然にできた分け目のまま一日を過ごすのもひとつの方法です。

分け目をどうするか迷ったら、自分の髪のクセに合う位置を美容師に見てもらうと安心でしょう。

前髪の面積を少し広げる工夫

もともと前髪を薄くつくっている方は、前髪の面積を少し広げるのもおすすめです。

前髪をつくる範囲を後ろ側に少し増やすことで、分け目などの薄くなっている部分まで前髪でカバーでき、目立ちにくくなります。範囲を増やす目安は、分け目の薄くなった部分が気にならなくなるあたりまでです。ただし、あまり深く頭頂部寄りまで取らないほうが、全体のバランスがよく見える場合もあるでしょう。

スタイルの好みもあるため、前髪の範囲をどこまで増やせるか、どこまで増やせば分け目が気にならなくなるかは、美容師と相談しながら決めてください。

根元をふんわりさせる乾かし方

分け目を目立たせないためには、根元をふんわりと立ち上げるように乾かすことが大切です。

髪が濡れたまま自然に乾くと、根元がいつもの分け目の方向にぺたんと寝てしまいます。ドライヤーを使うときは、指で根元を持ち上げるようにしながら、まず根元から乾かしましょう。いつもの分け目と反対方向からも風を当てると、分け目の線がくっきり出にくくなります。

根元をふんわりさせる乾かし方の図解:根元から乾かす、分け目と反対側から風を当てる、冷風で仕上げる

最後に冷風を当てると、ふんわりとした根元の形が整いやすくなるでしょう。

分け目の白髪を目立たせない方法

分け目の白髪を目立たせない方法|白髪は上手に隠せばOK

分け目が目立つ理由が白髪の場合は、白髪を目立ちにくくするだけで印象がやわらぐことがあります。分け目は顔に近く人の目にも入りやすいため、少しの白髪でも気になりやすい場所です。

染めることで悩みが軽くなるのであれば、リタッチカラーや、洗えば落とせる白髪隠しを使っても差し支えありません。ここでは、それぞれの特徴と使い方のポイントを紹介しましょう。自分の生活に合う方法を選んでみてください。

白髪隠し3つの使い分けの図解:リタッチカラーは根元の白髪をしっかり染める、ファンデーションタイプは広めにぼかす、マスカラタイプは数本の白髪をピンポイントで隠す

リタッチカラーによる根元の白髪対策

分け目の白髪をしっかり目立たなくしたいなら、根元だけを染めるリタッチカラーがおすすめです。

伸びてきた根元だけを染めるため、毛先への負担を抑えながら分け目の白髪をカバーできます。美容室でリタッチをすれば、分け目まわりの頭皮の状態も一緒に見てもらえるのが安心なポイントです。

カラーの間隔は、髪や頭皮への負担を考えて、担当の美容師と相談しながら決めましょう。

ファンデーションタイプの白髪隠し

次のカラーまでの間に白髪を隠したいときは、ファンデーションタイプの白髪隠しが便利です。

パフやブラシで分け目にポンポンとのせるだけで、白髪や地肌の透け感を目立ちにくくできます。洗えば落とせるタイプなら、その日のうちにしっかり洗い落とせば問題ありません。ただし、つけすぎると地肌についてしまい、かえって見た目が不自然になることもあるでしょう。

少量ずつ重ねながら、鏡で確認してつけるのがコツです。

マスカラタイプの白髪隠し

数本の白髪をピンポイントで隠したいときは、マスカラタイプの白髪隠しが向いています。

ブラシで白髪に直接つけられるため、分け目や生え際の気になる部分だけを手軽に隠せます。一方で、形状によっては地肌につきやすく、付け方によっては見た目が不自然になるので注意が必要です。

地肌につかないよう、根元から少し離したところから毛先に向かってつけるとよいでしょう。使ったその日のうちに、しっかり洗い落としてください。

分け目の頭皮を守る自宅ケア

分け目の頭皮を守る自宅ケア|今ある髪を大切に

分け目を目立たせないためには、スタイリングや白髪隠しに加えて、頭皮と髪をいたわる自宅でのケアも欠かせません。毎日の積み重ねが、これからの髪の状態を左右するからです。

大切なのは、今ある髪を大切に守っていくことです。ここでは、カラーの回数の見直しや育毛剤の取り入れ方、毎日のお手入れについて紹介します。どれも毎日の生活に無理なく取り入れられるものです。できることから少しずつ始めていきましょう。

カラーの回数の見直し

カラーの回数が多い方は、まず回数を減らせないか見直してみてください。

セルフカラーと美容室のカラーを合わせると、思っている以上に染める回数が多くなっていることがあります。カラーの回数を減らすことは、分け目まわりの頭皮と髪への負担を減らすことにつながるでしょう。次のカラーまでの間は、洗えば落とせる白髪隠しを上手に使うのもひとつの方法です。

どのくらいの間隔が合うかは、美容師と相談しながら決めていきましょう。

育毛剤を取り入れた頭皮ケア

分け目が気になっている方には、育毛剤を取り入れた頭皮ケアをすぐにでも始めることをおすすめします。

育毛剤は、頭皮環境を整え、頭皮をすこやかに保つためのアイテムです。始めるのは早いに越したことはなく、今ある髪の状態を大切に維持していく意識が大切になります。

育毛剤にもさまざまな種類があるため、自分の頭皮に合うものを美容師に相談してみてください。使い方は商品の説明書をよく読み、決められた量と回数を守りましょう。

頭皮をいたわる毎日のお手入れ

毎日のシャンプーやドライヤーも、頭皮をいたわる意識で見直してみましょう。

シャンプーは髪ではなく頭皮を洗うイメージで、指の腹を使ってやさしく洗います。爪を立ててゴシゴシこすると、頭皮を傷つけてしまうおそれがあるので注意が必要です。洗ったあとは自然乾燥にせず、根元から早めにドライヤーで乾かすことを習慣にしてください。

シャンプーやトリートメント選びに迷ったら、自己判断せず美容師に相談すると安心です。

美容師に相談したい分け目の悩み

美容師に相談したい分け目の悩み|ひとりで悩まず相談を

分け目の悩みは、ひとりで抱えこまずに美容師に相談するのがおすすめです。自分では見えにくい場所だからこそ、プロの目で分け目の状態を見てもらうことに大きな意味があります。

美容室では、髪や頭皮の状態に合わせて、カラーの方法やスタイリング、自宅でのお手入れまでアドバイスできます。分け目が目立つ悩みは、美容室でよく相談される内容のひとつです。気になっていることがあれば、遠慮なく伝えてみてください。

自分では気づきにくい分け目の状態

分け目や頭頂部は、自分では鏡で見えにくい場所です。

合わせ鏡で確認しても、地肌の透け方や白髪の量、髪の生え方までは正確にわかりにくいでしょう。美容室では、分け目まわりの髪や頭皮の状態を近くでしっかり確認できます

気になる部分があれば、カットやカラーのついでに「分け目を見てほしい」と伝えてみてください。

カラーの頻度と方法の相談

カラーの頻度や方法についても、美容師に相談してみましょう。

セルフカラーと美容室のカラーを併用している方は、染める回数が多くなりがちです。美容師に今のカラーの状況を伝えれば、髪や頭皮への負担が少ないカラーの間隔や方法を一緒に考えてもらえます。

リタッチカラーと白髪隠しの使い分けなども、相談しながら決めると安心です。

深刻なときの皮膚科への相談

抜け毛や地肌の透け方が深刻な場合は、皮膚科などの病院に相談することも考えてみてください。

分け目の悩みの中には、ヘアケアだけでは対応が難しいケースもあります。美容師は髪や頭皮の状態を見てアドバイスはできますが、病気かどうかの判断や治療は医療機関の役割です。

気になる症状があるときは、自己判断せずに専門の医師に相談しましょう。

分け目の悩みのよくある質問

分け目の悩みのよくある質問|気になる疑問に美容師が回答

ここでは、分け目が目立つ悩みについて、サロンでお客様からよくいただく質問にお答えします。セルフカラーを続けるときの注意点や、皮膚科に相談する目安をまとめました。日々のお手入れのヒントとして役立ててください。

髪や頭皮の状態は、人によってさまざまです。同じ悩みでも、合う対策は一人ひとり違います。自分の場合はどうなのか迷ったときは、担当の美容師に相談してみてください。気になる質問から読み進めてみましょう。

【Q1】セルフカラーを続けたいときの注意点

セルフカラーを続けたい場合は、髪や頭皮への負担をできるだけ抑える使い方を心がけましょう。

使う前には説明書にある皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行い、放置時間を必ず守ってください。薬剤は気になる根元だけに塗り、毛先まで伸ばさないことも大切です。使う間隔は、最低でも1か月は空けるようにしましょう。

セルフカラーはあくまで緊急処置と考え、ふだんのカラーは美容室で相談するのがおすすめです。

【Q2】皮膚科を受診する目安

分け目の地肌の透け方や抜け毛が深刻だと感じたら、皮膚科に相談することを考えてみましょう。

たとえば、次のような場合は、自己判断せず医療機関に相談すると安心です。

  • 急に増えた抜け毛
  • 短期間で広がった地肌の透け
  • 続く頭皮のかゆみや赤み

美容師は髪や頭皮のお手入れの相談にはのれますが、病気の判断はできません。不安なときは、早めに専門の医師に相談してください。

50代の分け目が目立つ悩みまとめ

50代の分け目が目立つ悩みまとめ|できることから始めよう

50代の分け目が目立つ原因は、くり返すカラーや髪の細さ、同じ分け目、ひっつめ髪など、いくつかが重なっていることがほとんどです。原因に合わせて、できることから少しずつ始めることが大切でしょう。

この記事のポイント
  • 無理に変えなくてよい分け目
  • 前髪の面積を広げる工夫
  • リタッチカラーと洗えば落とせる白髪隠し
  • カラーの回数の見直し
  • 早めに始めたい育毛剤による頭皮ケア

分け目は自分では見えにくく、状態を正しく判断するのが難しい場所です。ひとりで悩まず、プロの目で見てもらうことが解決への近道になります。

「分け目が気になるけれど、どうしたらいいかわからない」という方は、まずは美容師に相談してみませんか。今ある髪を大切にしながら、自分らしいヘアスタイルを楽しんでいきましょう。

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